NIPPON EXPRESS ホールディングスのグループ会社、NXタイロジスティクスが、タイ・バンコク近郊のラカバン地区にある自社CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)を移転し、設備と機能を大幅に刷新した。

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 2025年12月に営業を開始した新拠点は、首都から約20キロメートル、レムチャパン港から約100キロメートルという好立地にあり、タイ政府が推進する東部経済回廊(EEC)へのアクセスや周辺工業団地との連携に優れている。
都市部の交通規制区域外であるため、時間制約の少ないスムーズな輸送が可能だ。

 新施設では指紋認証による入退場管理や24時間の有人警備を導入し、セキュリティレベルを向上させた。環境面でもソーラーパネルによる自家発電やEVフォークリフトを採用し、持続可能なオペレーションを実現している。実務面では、複数仕入先からの貨物を集約する「バイヤーズ・コンソリデーション」に対応。顧客の業務フローに合わせ、到着地での荷下ろしや倉庫内仕分けの効率を高める積載カスタマイズを提供する。

 背景には、アジアにおける輸出拠点としてのタイの存在感の高まりがある。同社は現在、世界14の仕向け地に海上混載サービスを展開しており、2025年からは輸出が伸長するインド・デリー向けサービスもラインアップに追加した。さらに、同年7月にラヨーン県に新設した拠点を海上混載貨物の受託サテライトとして活用し、多様化する輸送ニーズへの対応体制を整えている。NXグループは、高品質なグローバル物流プラットフォームを構築し、企業の事業支援を物流面から加速させる方針だ。
【編集:af】
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