【その他の写真:バンタヤン島】
■ 停電がもたらした「静寂の時間」
午前中、不意に島内を臨時停電が襲った。Wi-Fiも遮断され、現代的な利便性は一時失われたが、これもまた「開発の波に飲み込まれていない」この島らしい洗礼といえる。街の散策を楽しんだ後、ホテルの勧めで手配した「トライシクル(三輪タクシー)」に乗り込み、一路、島南西部の景勝地へと向かった。
■ 水辺に広がる生命の迷宮
ホテルから揺られること約20分。到着したのは「オマギエカ・オボオブ・マングローブ園(OMAGIECA Obo-ob Mangrove Garden)」だ。水深10センチから1メートルほどの浅瀬に、無数のマングローブが力強く根を張る姿は圧巻である。
竹で組まれた空中遊歩道は、林の中を一周するように整備されており、約40分間の「森林浴」を楽しむことができる。日本では沖縄の離島などで見られる光景だが、バンタヤンではこの汽水域に生息するマングローブ蟹も名物の一つだ。初日に味わったカニの美味しさを思い出し、豊かな生態系が島の食文化を支えていることを改めて実感させられた。
■ 知る人ぞ知る「白砂の聖域」
続いて足を延ばしたのは、島の東側に位置する「サンディラビーチ」だ。他のビーチと比較して規模こそ小さいものの、特筆すべきはその圧倒的な美しさである。
多くのビーチが遠浅であるのに対し、ここは適度な水深があり、まるで温かい風呂に浸かるようにゆったりと泳ぐことができる。ここでも、昨日のビーチ同様、アジア人の姿は稀で、多くの欧米人が読書や遊泳に興じていた。まさに知る人ぞ知る「穴場」の趣を湛えている。
すっかりこの場所が気に入った筆者は、昼食後、再びオートバイを雇ってこのビーチへ戻り、半日を波の音とともに過ごした。
■ 友を待つ、穏やかな宵
夜はホテル近くのバーで、静かに更けゆく島の時間を楽しんだ。明日3日目には、マクタン島から友人であるODAさんが合流する予定だ。
素朴な自然と、穏やかな島民、そして欧米の旅人たちが守り続けてきた静寂。明日、友人を迎える準備を整えながら、バンタヤン島の夜は更けていった。
【編集:Eula】








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