NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)傘下の日本通運は、同一のお届け先に対する複数の注文を自動で1枚の送り状に集約する国内航空貨物向けの新サービス「NXマルチオーダー One」の提供を1月22日から開始した。深刻化する人手不足や物流コストの上昇を背景に、出荷作業の簡素化と効率化を後押しするのが狙いだ。


その他の写真:イメージ

 これまでの物流現場では、同一宛先への注文が複数発生した場合、すべての注文が出そろうのを待つ「締め切り待ち」や、荷物を一つにまとめる「集合梱包」などの作業が必要となり、出荷の滞留や作業スペースの圧迫が課題となっていた。新サービスでは、顧客の出荷データをシステム連携させることで、複数のオーダーを自動的に集約する 。これにより、総個数が確定する前でも準備が整った商品から順次出荷できるようになり、現場の作業負担が大幅に軽減される。

 分散して出荷された貨物は、同社が取りまとめてお届け先へ一括で納品する。受取側にとっても、追跡番号が一つに統合されるため配達状況の確認が容易になるほか、荷受けの手間も削減できる。また、運賃は個数単位ではなくお届け先ごとの総重量で計算される「重量建運賃」を適用するため、従来の個建運賃に比べて輸送コストの削減が可能になるという。

 サービスの利用には、同社のラベル式送り状発行システム「S―Printer」などの導入が必要となる。同社は導入前のシミュレーションを通じた効果試算も受け付けており、今後も利便性の高いサービスの拡充を進める方針だ。
【編集:af】
編集部おすすめ