NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)の現地法人、NXベトナムは創立25周年を迎え、ベトナム経済の中心地であるホーチミン市で記念式典を開催した。経済成長が続く同国において、「チャイナ・プラス・ワン」戦略の加速を背景に物流需要が急増する中、同社はさらなる事業拡大と社会貢献への決意を新たにした。


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 式典には、顧客やパートナー企業、現役社員ら約700名が詰めかけ、四半世紀にわたる歩みを祝った。2000年の設立当初、わずか40名で産声を上げた同社は、ベトナム経済の発展とともに劇的な成長を遂げてきた。

 現在では、ハノイ、ハイフォン、ダナンなど主要都市を網羅する国内23拠点を展開。従業員数は2011年に500名、2019年に1,000名の大台を突破し、現在は約1,300名体制へと拡大している。航空・海運フォワーディングから、検品、組立、在庫管理といった高度なロジスティクスまでを一気通貫で手がける「End to End」の物流サービスは、同国におけるサプライチェーンの心臓部を担っている。

 世界経済の不確実性が高まる中、企業のサプライチェーン戦略において、ベトナムの重要性はかつてないほど高まっている。

 式典で登壇したNX南アジア・オセアニアの小林克人社長は、今回の節目を「新たな出発点」と定義。「『チャイナ・プラス・ワン』戦略によりベトナム市場への期待は一層高まっている」と述べ、社会貢献と事業拡大を両立させる方針を強調した。

 また、NXベトナムの茂木拓史社長は、近年の自然災害や地政学リスクといった外部環境の激変に触れつつ、「安全と品質へのこだわりを堅持し、物流コスト削減やサプライチェーン最適化を通じて、選ばれ続ける企業を目指す」と、今後のさらなる挑戦へ向けて力強く決意を語った。

 NXベトナムは今後、地域社会やビジネスパートナーとの「共創」を軸に、豊かな未来の実現を目指すとしている。物流というインフラを通じて、変革期にある東南アジアの経済発展を今後も支え続ける構えだ。
【編集:af】
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