しょっぱなから、ドバイチョコレートの説明をしておく。ドバイチョコレートとは超お金持ちが住むドバイ産のチョコレートだ。
中東の「フナーファ」というお菓子にインスパイアされた進化系チョコレート。ドバイならではというのか、ドバイで作られセレブ層に販売されている本物には、金箔やデーツ、ピスタチオ(グリーンを醸す)やサフラン、カルダモンが入っている。もちろんお高い。

その他の写真:イメージ

 お高いものがあるということは、バッタモンのお安い物もどこかの国で作られるのはお約束だ。

 今、韓国で超人気なのが「ドバイもちもちクッキー」(韓国名:ドゥジョンク)。早くもニューヨークでも販売してます! というふれこみである。ニューヨークでは、約1100円で購入することができる。

 自国風にアレンジして、オープン特許でなくっても発祥の地になりたいのが、韓国。それは読者のみなさんもご存じだと思われる。

 では、「ドバイもちもちクッキー」とは。想像してみてほしい。要は洋風饅頭。
マシュマロを溶かしてココアや粉乳とまぜ、外皮を作る。これがもちもちしている。中がピスタチオチョコのトロリ感があり、その下にカダイフという小麦粉をそうめんより細くしてカリカリにした揚げ麺みたいなものを敷き、外皮で包む。どれが元祖も老舗も正しいものはない。全部正しいし、全部間違っている。
じゃあ、どこがドバイか。ドバイのチョコレートを使ってはいない。ドバイチョコレートの中に存在するピスタチオ=みどりしか共通していない。

 ドバイは金持ち、金持ち喧嘩せずだからなにも言わないが、すでに、ドバイチョコレートすら使っていないのに、ドバイを名乗る資格があるのだろうか。
でも、ドバイをつけることで、お値段に付加価値が生まれ、日本の新大久保のお店では、1個1000円ほどする。

 とりあえず、筆者の住むド田舎で、これに出会うことは今のところない。日本でヒットしないものが、ニューヨークでヒットするだろうか。
たまたまフェアかなんかしていてめずらしさに買われるが、口の中に? が広がるが中毒性につながるだろうか。

 こうしてみると、韓国はパクリがうまい。オリジナルパクリだから、本家の抗議すらビークワイエット。
日本でも、パクリ文化が強くなれば、もっと外貨を稼げるのかもしれないが、良識ある日本人はそれを潔しとはしないのだ。

 ドバイとついていますが、ドバイチョコレートとは関係ないですから、いいですかみなさん。
【編集:fa】
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