【その他の写真:稲垣さんは、自身のソーシャルメディア上で「セブ島留学で心を揺さぶられた思い出の一つに警察官との出会いがあります」と報告】
稲垣さんは、自身のソーシャルメディア上で「セブ島留学で心を揺さぶられた思い出の一つに警察官との出会いがあります」と報告し、当時の状況を次のように綴っている。
ある夜のこと。友達と食事に行った後、ナイトマーケットに立ち寄り、その数分後にスマホがないことに気づきました。急いで部屋に戻ってパソコンで場所を探したところ、すでに離れた場所にあり、てっきり擦られて車で逃走したと思いこみ、絶望的な気持ちでいました。友人に電話を借りてダメもとで自分のスマホにコールしてみたところ、「I’m police」と応答がありました。なんと警察官が拾ってくれたのです。そしてその5分後には、2人の警察官がパトカーで私の滞在先まで届けてくれました。
道に落としたスマホをパトカーに乗っている警察官が見つけて拾うというのも、それをすぐに届けてくれるというのも、ここがフィリピンであることを忘れるほどの神対応でした。「運が良かった」としか言いようがありませんが、なくなって動転していた私に対し、電話をかけてあげるとか、警察の場所を教えてくれるとか、周りにいたフィリピンの人たちは本当に親切で、治安が悪いと言われているフィリピンの印象が大きく変わりました。
お礼をしたいと思ったのですが、その警察官の所属と名前を聞くのを忘れてしまい、市役所の代表メールとfacebookの公式ページにメッセージを送ったところ、返信があり、このエリアには警察官は800名近くいるので、名前がわからないと伝えられないということでした。一番近くの派出所に出向いて、事情を伝えたところ、その2人がたまたま勤務中で、再会することができました。「日本では落としたものを警察官がわざわざ届けてくれることはない」と言うと、「ここではそれが普通だ」と言われました。
一方、学校の対応はというと、落とした時も「学校外で起きたことは一切関与しません」と言う態度。見つかった後、どうやってお礼をいえばいいかAIに相談したところ、「地域の安全をアピールする上で、警察としても学校を通したほうが喜ばれる」と提案されたので、日本人スタッフに打診したところ、「そういったサービスは行っておりません」と一言。面倒なことに巻き込まれたくない気持ちはわかるけれど、なんだか考えさせられました。
このように結んだ稲垣さんの投稿は、現地の警察組織の誠実さと、それとは対照的な一部教育機関の対応の在り方を浮き彫りにしている。フィリピン社会の持つ温かさと、個人の行動がもたらす国際交流の可能性を改めて示すエピソードといえそうだ。
【編集:af】








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