社員食堂。白い上着を着て白い帽子を被ったおばちゃんが、「今日はA定食がお薦めだよ!」とか元気に働くイメージがある。
しかし、それは昭和のことであり、食べるところは会社を出ればたくさんあるし、コンビニの台頭で出勤する前に買ってくるなど社員の昼食に対するニーズの変化によって、その多くがなくなってしまった。
お店からすると安い分「なにか」は足りないのだが、隅っこで食べてる冴えないおっさんが実は社長だったり、交流の場所でもあったのだが、今はやりのなんとかハラスメントになるのかもしれないね、社食って。

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 ところが、物価高が世界的に相変わらず続く現代、韓国での社員食堂の人気が爆発している。福利厚生の一環だから、メニュー一品の価格は安い、コンビニ価格以下で食べることができるからだ。
もちろん、社食のおばちゃんはおらず、形態としてはコンビニのようなのではあるけれど。

 例えば、パック入りのサラダ。コンビニ価格の半分のお値段で、倍量入っている。野菜も単品で買うと高いから自分で「たかがサラダ」作るとなるとファミレスサラダより高くなる(その分、何日も食べることができるのだが)。単価だけで野菜を選ぶとコンビニサラダなのだが、2分レンチンするとこれだけか! という量しか入っていないのも現実。
そのサラダが、社食でお得に充分な量で手に入れることができるのだ。

 もちろん社食だから、満腹になるメニューのセットも用意されているし、組み合わせも自分次第だ。
外でランチを食べた場合、1回1200円(月20回とすると、昼食だけの食費が2万4000円になる)。
社食なら、600円から800円、大体半分。外に食べに行くと、休憩時間の都合上味わっている暇もないが、社食なら社内だからゆっくりお昼ができる。

 社食に「ランチ」を卸す業者も、大手の参入で価格はもっと下がりつつある。

 このような社食がある会社は、大企業ではないかと推測されるが、社食のおばちゃんの人件費を考えたとき中小の企業でも続くのではないか。

 韓国のランチなかなかいい。

【編集:fa】
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