【その他の写真:Gモール ダバオ トリル】
陳列棚に貼られた値札に目を転じると、日本との「内外価格差」が鮮明に浮かび上がる。例えば、日本のスーパーで150円程度で販売されているチョコレート菓子は、現地では100ペソ(約270円)を超える価格設定となっている。輸送費や関税、現地の流通マージンが上乗せされるため、日本での販売価格の概ね1.8倍から2倍に達する計算だ。フィリピンの平均的な所得水準に照らせば、これら日本ブランドの食品は決して安価なものではなく、日常的な嗜好品としては「高級品」の部類に入る。
それにもかかわらず、買い物客が次々と商品を手に取る背景には、日本製品に対する絶大な信頼感がある。現地で話を聞くと、「日本の食品は安全で質が高く、パッケージも美しい」という声が異口同音に返ってくる。また、日本のアニメや漫画といったポップカルチャーの浸透も無視できない。作品に登場する菓子を「一度食べてみたい」と渇望する若年層は多く、SNSでの拡散がさらにその人気を加速させている。
さらに、日本で働くフィリピン人労働者(OFW)の存在も大きい。帰省時に持ち帰る土産や、日本から送られる救援物資「バリクバヤン・ボックス」を通じて、日本の味は現地の家庭レベルで深く親しまれてきた。かつての「特別な贅沢」は、今や所得向上とともに、手の届く範囲にある「質の高い日常」へと変化を遂げている。
ダバオの熱気の中で売られる日本のお菓子は、単なる商品という枠を超え、文化的な交流の象徴ともなっている。価格差という障壁を物ともせず、日本の「味」は確実に南国の市民の胃袋と心を掴んでいるようだ。
【編集:Eula】








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