2026年3月25日15時現在、フィリピンの航空大手2社が、相次いで減便や路線の運休を発表している。現地メディアによると中東情勢の悪化にともなう燃料価格の高騰や、現地の燃料供給不足が主な原因だ。
春休みや大型連休を利用して日本からフィリピンを訪れる旅行者は、予定の確認が必要となる。

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 セブ パシフィック航空は、2026年4月から10月にかけて、国際線と国内線の一部を減便する。燃料費の負担が増したことに加え、フィリピン国内の精油所の問題で燃料の確保が難しくなっているためだ。これとは別に、同社は以前から一部の機体でエンジンの修理が必要になる問題を抱えており、機体不足が続いている。今回の燃料問題が重なったことで、運航規模をさらに縮小せざるを得ない状況だ。日本路線では、新千歳とマニラを結ぶ直行便が6月2日から運休するほか、マニラからタイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールに向かう便も週4便から5便程度に減る。

 フィリピン航空も対策を急いでいる。中東の安全を確保するため、マニラとドバイ、ドーハなどを結ぶ路線の多くを4月末まで運休する。一方で、国内の運航を効率よく進めるため、マニラを発着するプロペラ機の運航を3月29日で終了する。今後はより多くの人を運べるジェット機に切り替える計画だ。

 日本からマニラやセブ、クラークの空港を経由して、フィリピン各地の島へ向かう旅行者は特に注意してほしい。日本からの直行便は維持されていても、その先の乗り継ぎ便が欠航したり、出発時間が大幅に変わったりする恐れがある。
特に地方へ向かう便は影響を受けやすく、予定していた日に目的地へ着けない可能性もある。

 航空各社は、予約していた便が止まった場合、無料で別の日付に変更したり、チケット代を返金したりする対応をとっている。中東の状況や燃料の価格次第では、今後さらに予定が変わることも考えられる。出発前に航空会社のウェブサイトやメールで最新の情報を必ず確認することが大切だ。
【編集:af】
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