韓服なのか、漢服なのか。韓国という国は、まだ出来て78年程度の国なので「韓国発祥の服だよ」と長年の伝統ある服を独占することはできないが、まあまあ韓国になる前の朝鮮半島時代の服だよと大きな意味の解釈で発祥を主張することができる。

韓流ドラマでは色とりどりの豪華な織物でできた服だが、韓国の基本とするのは、白の木綿や麻の韓服だ。その反対に、中国の漢服は、2022年に行われた北京冬季オリンピックで見せた淡い上品な色合いで似た感じはあっても、角度によって同じものはないというものだ。
大昔、朝鮮半島と中国の国は混ざり合っており、確かにいくつかの国があり、韓服も正しいし漢服も正しく、発祥問題は、おまえのかーさん出べそ! を兄弟で言い合っている状態だ。

その他の写真:イメージ

 だが、ここに、北朝鮮も参戦してきた。北朝鮮はあえて「かんふく」的な呼び名で争ったりはしない。「伝統的な朝鮮(北朝鮮)の衣装」と称している。
上着は白い「チョゴリ」で、下のふわっとしたスカート部分が青い「チマ」(両方合わせて、チマチョゴリ)の女性型ロボットを登場させて、教育関係で使用している。彼女の名前は「スジェ」。家庭で1歳から10歳の子供の学習の手伝いをしている。

 動画を見ても、正直キビキビした現代的なロボットではなく、1970年代後半地方のスーパーの玄関にあった人間ぽい表情でいらっしゃいませするあれに似ている(南極2号を動かした感じ)。
北朝鮮のロボット技術はまだまだこの程度なのかもしれない。

 でも、北朝鮮製であることを示すために、民族衣装を着せている。
もう、韓国、中国の発祥争いのラスボス的存在とも言えよう。

 お叱りを受けそうだが、チョゴリの合わせ方は日本の和服にもそこはかとなく似ている。もちろん、和服は、発祥争いには絶対参加しないが…。

 裸で生まれた人間が、植物で身体を覆い、そのうち動物の皮を纏うようになり、地球上の生きるべき地域にあった「着るもの」ができていった。
住んでいた地域が同じであれば、自然と似てくるし、貧富の差で素材の質の差も出てくる。さあ、ラスボス、これからどう絡んでくるのか、とても楽しみだ。

【編集:fa】
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