【その他の写真:ミンダナオ島オサミス市にある一番大きなガソリンスタンドPetron。
しかしフィリピンの製油所1か所体制のリスクが浮上しました。そんな中、フィリピンのエネルギー供給の脆弱性が改めて注目されています。現在、国内で稼働する製油所は、ルソン島バターン州にあるPetron Bataan Refineryのみとなっています。
かつては複数の製油所が存在しましたが、採算性の問題から相次いで閉鎖され、現在はガソリンやディーゼルの多くを製品として輸入に依存する構造となります。このため、中東情勢や海上輸送の混乱、とりわけホルムズ海峡の封鎖といった事態が発生した現在3月20日の時点で45日分の備蓄しかありません。
ディーゼル(軽油)は長い間55ペソ付近をキープしていましたが、3月21日に給油した時には105ペソ(278円)、そして3月28日に125ペソ(331円)に値上がりしていました。フィリピン人の最低日収賃金が500ペソ(1325円)ですからガソリンやディーゼルの値段がいかに高額かわかります。
その他、電気代、日曜用品、食料やお米などじわじわと値上がりしており、物価の安かったフィリピンも今では物価安の楽園とは言えなくなっています。
もしこのまま原油やガソリン等の輸入が途絶えれば電気の供給も止まることになりかねません。2008年に移住してすぐに3か月ほど1日6時間の停電が有ったことを思い出しました。またあの悪夢が繰り返されるのではと恐れています。
【執筆:オサミス市在住17年目・上野浩一】








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