世界最大級のアニメイベントである「AnimeJapan2026」が3月28日から29日の2日間、東京ビッグサイトで開催された。東展示棟、南展示棟、さらに屋上展示場までをフルに活用した広大な会場には、過去最多となる約15万6000人のファンが詰めかけた。
開場とともに押し寄せる人波の勢いは、日本アニメ界が迎えた空前の盛り上がりを象徴していた。

その他の写真:コナン

 会場には130を超えるブースがひしめき、各社が大型スクリーンで新作映像を公開するたびに地鳴りのような歓声が沸き上がった。RED、GREEN、BLUE、WHITEの4つの特設ステージでは計50のイベントが行われ、人気声優が登壇するたびに会場の熱気は一気に沸点へと達した。

 中でもアニプレックスのブースはひときわ大きな注目を集めた。「鬼滅の刃」や「ダンダダン」など、海外でも絶大な人気を誇る作品の展示前には外国人ファンが幾重にも列を作り、スマートフォンを掲げて熱心に撮影する姿が絶えなかった。

 今年から新設された「AnimeJapan新人クリエイター大賞」も話題を呼んだ。受賞作品が発表されると、観客からは未来の巨匠たちへ向けて温かい拍手が送られ、次世代を担う才能への期待が会場を包んだ。

 南展示棟の「コスプレイヤーズワールド」では、華やかな衣装に身を包んだファンが笑顔で交流し、シャッター音が絶え間なく響いた。東映アニメーションによる「ONEPIECE」のキャラクター、ロキの大型立体展示は圧巻の存在感を放ち、その巨大な造形を一目見ようとする人々で長蛇の列が形成された。キャラクターグリーティングの整理券は即座に完売し、体験型コンテンツの根強い人気を改めて裏付けた。

 国内外のファンが一体となって熱狂したこの2日間は、日本アニメが世界のエンターテインメント市場において揺るぎない地位を築いていることを強く印象づけるものとなった。
【取材:安麻比呂】
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