このほど、韓国与党の女性議員による過激な発言が、法的に罰せられないことになった。しかし、その内容を日本語訳で読む限り、日本ならば誹謗中傷にあたると思われる。
初犯ではなく、以前にも物議を醸し出す過激な発言をしているのだから。

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 この女性議員の年齢は65歳。51歳の時から4年間議員を務め、2期落選。そして2024年に返り咲いた。マスコミというか、ワイドショー的には「お騒がせ議員」や「毒舌おばちゃん」として欠かせない存在なのかもしれない。だが、国会議員ともあろう者が、言っていいことと悪いことの判断もできないのだろうか。慇懃無礼(いんぎんぶれい)なまでに丁寧な言葉を使って相手を貶めることだってできるだろうに、どうして知性を働かせないのかが謎である。

 今回は、韓国のNHKに相当する団体の女性委員長に対して、「目立ちたがり屋」や「下手人(げしゅにん)」(江戸時代か)、「極右の女戦士」、「脳の構造が異常」などと批判し、告訴された。

 前科もある。若い女性国会議員に「44年も生きてきて献血したことがないのは許せない」とも言い放った。献血は法的な義務ではないし、公表していない身体的な病気などで協力できない場合もある、極めてセンシティブな問題だ。献血未経験であることまで調べ上げたのなら、その背景まで確認してから言葉にすればいいものを。
頭に血が上ると、後先考えずに口走ってしまうのだろうか。

 筆者も叱られることを前提に、同じ女性として言うならば、「イライラするタイプの更年期なら、議員なんてやってられないですよね」とハグしたいくらいだ。

 ところが、与党に属していると警察も忖度するのか、検察送致はなかった。「これからはお手柔らかにね」程度の注意で済んだと思われる(「お前ら公僕に言われたくないわ」と返しそうではあるが)。

 国会議員の言葉遣いがなっていないのは、国民の鏡なのか。それとも、彼女がたまたま特異なだけなのか。選挙では「出たい人」ではなく「出したい人」を選ばなければならないと、改めて痛感させられる。
【編集:fa】
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