2026年4月7日、中国国際航空が、約6年ぶりに再開したばかりの北京と北朝鮮の平壌を結ぶ直行便の運航を再び停止したことが分かった。新型コロナウイルスの流行に伴う国境封鎖を経て、3月30日に運航を再開したばかりだったが、わずか1週間余りでの運休となった。


その他の写真:中国国際航空機内イメージ

 同社は当初、北京と平壌の間を毎週月曜日に1往復させる計画を立てていた。しかし、4月6日のフライトは急きょキャンセルされ、その後の新規予約も受け付けを停止している。

 運休の理由について香港メディアなどは、世界的な原油価格の高騰による運航コストの上昇や、利用客の低迷を挙げている。中朝間では3月12日に北京と平壌を結ぶ国際旅客列車の運行も約6年ぶりに再開されたものの、北朝鮮側は観光客の受け入れを依然として認めていない。航空便の利用客も外交官や貿易関係者、当局の許可を得たビジネス関係者ら一部の層に限定されており、安定的な運航を維持できるだけの需要を確保できなかった可能性がある。

 北朝鮮は2023年夏以降、中国との往来を段階的に再開させているが、本格的な経済活動の正常化や観光客の受け入れ再開の目途は立っていない。今回の航空便の再運休は、中朝間の人的交流の回復が、経済的側面や北朝鮮側の慎重な姿勢によって依然として制約を受けている現状を浮き彫りにした形だ。
【編集:af】
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