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現在、信頼できるメーカーが製造する2TBのマイクロSDカードは、市場価格で50000円から130000円前後という極めて高価なデバイスだ。しかし、通販サイト上では5000円から6000円程度という、1TBの商品よりも安い価格で出品されている例が散見される。こうした製品の多くは、コンピュータに接続した際には「2TB」と表示されるように内部の制御プログラムが書き換えられているが、実際に搭載されているメモリチップは8GBや16GBといった安価な小容量のものに過ぎない。
この「容量偽装」の最も危険な点は、見た目上は書き込みが正常に行われているように見えることだ。実容量を超えてデータを保存しようとすると、古いデータを上書きしながら新しいデータを記録し続ける。その結果、過去に保存した写真や動画、重要な文書データが次々と損壊し、二度と復元できない状態に陥る。特に仕事や取材、重要な記録のために利用する場合、取り返しのつかない損失につながるリスクがある。
詐欺的な商品を見分けるポイントは、価格の安さだけではない。販売元が不明な海外業者であったり、ブランド名が「Generic」などのノーブランド表記になっていたりする場合は注意が必要だ。また、製品画像に不自然なロゴの加工が見られるケースや、レビュー欄に「容量が足りない」「データが消えた」といった低評価の報告が寄せられている場合も警戒すべきだ。
被害を防ぐためには、サンディスクやサムスン、キオクシアといった世界的に信頼性の高い主要メーカーの製品を選ぶことが鉄則となる。また、アマゾンで購入する際は、出荷元が「Amazon.co.jp」となっている正規販売品を選択することで、万が一問題が発生した際の返品や返金の対応が受けやすくなる。
もし安価な製品を購入し、動作に不審な点を感じた場合は「H2testw」や「ValiDrive」などの検証ソフトを使用し、実際の容量を確認することが推奨される。甘い言葉に惑わされず、デジタル記録メディアの本質的な価値と市場相場を正しく理解することが、大切なデータを守る唯一の手段といえる。
【編集:af】








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