【その他の写真:ハジャイはタイ南部最大の都市で、特に夜は非常に賑やかになる】
マレーシアがイギリスの植民地だった頃、中国本土から来た福建人によって作られたのが発祥とされている。豚を解体した後で骨に残った肉を利用したため、それが「肉骨」の名の由来となった。マレーシア人の約6割を占めるムスリムは豚肉を食すことを禁じられているため、主に中国系の人々に好んで食されている。
タイでもマレーシアとの国境に近いハジャイなどで食すことは可能である。中国系タイ人が多いので、中華料理レストランも多くほとんどの店に置いてある。ハジャイの肉骨茶はタイでは一般的な食材であるルアッムー(豚の血をゼリー状に固めたもの)が加えられることが多いのが特徴だ。
【撮影/取材:小林ていじ】