【その他の写真:コンペに投稿された個性的な手作りマスク(アウンサンスーチー氏の公式フェイスブックの投稿より)】
このコンペは、スーチー顧問が手作りマスクの写真などを同顧問の公式フェイスブックのコメント欄に投稿するよう呼びかけたもので、優秀作は同顧問がオンライン中継で表彰する。13日から15日の募集期間に、ミャンマー国旗を模したマスクや、平和を象徴するハトの柄など個性的な手作りマスクの応募が次々と投稿された。18日の時点で4万7千件のコメントが寄せられており、応募総数は発表されていないものの数千人が参加したとみられる。日本など海外からも応募があった。
スーチー顧問は、「コンペの目的は競争ではなく、協力すること」と述べ、多数の応募に感謝するコメントを投稿した。スーチー顧問は、新型コロナの感染者がミャンマーで見つかった3月下旬に公式フェイスブックを開設。自ら手洗いの仕方を説明する動画を投稿したほか、政府内の会議をオンライン生中継するなどして、国民の支持を集めている。
最大都市ヤンゴンでは5月13日から、外出時のマスク着用が義務化された。その一方で、使い捨てマスクは1枚400チャット(約32円)程度で販売されており、低所得層には負担が重いという指摘が出ていた。
【取材/執筆:北角裕樹】