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特に、官僚や政府の要人というものになって「イエスマン」を忠実にしているだけで、おいしい話はあちこちからくる。そう、選ばれた人だけ得をするシステムになっている。
彼は盧武鉉政権下で、文在寅民情主席秘書官の行政官を務めた。その働きがあっての文在寅政権下では関税長官を歴任した。政府の官僚として優秀でも、国民から支持を得るとは限らず、選挙に売ってでたものの議員にはなれなかった。その後、文前大統領のお口添えがあったのだろう。東西発電の社長になった。ちなみに彼は、文前大統領の高校の後輩。40年以上も「イエスマン」をやってきたと推測できる。
彼は社長選考の職務遂行計画書に、とても素直に「東西電力の仕事内容はほぼ知らない。電力産業分野の経験も皆無」と綴った。
社長、トップに立つ者は、細かいことを知っていた方はいいが、その細かさに流されることないように、大局を見ることができる辣腕でなければならない。知りすぎず知らなすぎず。結論として、「わたしは、しろーとです」は問題外だ。
けれど現職大統領の、労働者には決して聞こえない鶴の一声の力は強い。労組も「天下りの社長では、エネルギー転換政策の真実性を損ね、公正であるべき政府系の会社の公明正大な人選をなきものにしている」という声明を出した。だが、選ばれてしまったのだ。彼は、何もない限り2024年4月まで、何もしなくても、高額な給料をもらえることが保証されている。
彼が関税長官時代に、北朝鮮から不正に石炭が持ち込まれた。当時国連安保理決議で北朝鮮には経済制裁がなされていた。しかし、石炭代は払われたのだろう。
韓国もまた、電気代が高騰し続けている。
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