【その他の写真:韓国イメージ】
日本のとある貧困家庭において、大学進学をあきらめた長女に韓国の語学学校への進学を勧めた母親がいる。
日本からも、こうした理由で韓国に留学する人が絶えない。会社を定年退職して、学士入学するシニアもいる。…ここまでは、まじめに韓国の大学でいそしんでいる日本人だ。
大学と言うところは、安さで入るところではなく、自頭も実は必要だ。それは韓国の大学でも。政府が留学生増員に乗り出しているので、新卒入学よりも、留学生として韓国の大学に入る各国の人もまたいる。
ただ、昨年1年間の統計によると、留学しに来たものの勉学について行けなくて退学した外国人は1万335人。
では、1年も持たずに退学に至った理由はそれなりにある。コロナ禍で外国人労働者が韓国内に入りにくくなっている。それでも一定のニーズはある。そのため、入国しやすい留学を不法就労のルートとして増やしたと考えられると言う。身元不明だから、正当な賃金は得られる保証はない。けれど自分の国にいるより稼げるのだろう。
こういう見方もある。留学者として韓国に来たものの、コロナ禍でリモート授業になり、ついていけなかった。しかし、帰国する手立てがなかった。
ベトナムから来た人が65.2%で一番多い。ウズベキスタン、モンゴル中国と続く…中国ならば歩いて帰れるじゃないか。大学は、不法滞在者養成所という、悪しき別名で呼ばれる状況とも言われている。
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