【その他の写真:セブ・サントニーニョ教会。】
受取人がEMS引換書を持って、セブ郵便局に行くと、カスタマーフィーと称する、理由が明確ではない郵便追加料金を請求されるようになった。これは関税ではない。2011年ごろは、50~60ペソ(約140~160円)だった。2012年ごろから、セブ郵便局は、EMS国際スピード郵便が局に到着しても、EMS引換書を受取人に配達することを止めてしまった。セブ郵便局は、送り主が受取人に連絡しているだろうから、受取人が郵便局に自主的に荷物を受け取りに来るだろうとの考えのようだ。チョコレートを日本から送り、1カ月セブ郵便局で放置され、チョコレートが溶けてしまった事故も起きている。EMSのパソコン追跡システムは大雑把で、ヤマト運輸・宅急便のようなきめ細かい表記ではないため、セブ郵便局に「保管」という表記だけしかなく、セブ郵便局にEMS国際スピード郵便が到着してからの状況が分からない。
郵便追加料金の撤廃や、速やかにENSが届くようにしてほしいとGさんは、日本郵便EMSセンターの窓口に改善を求めたところ、調査依頼書を提出するよう言われ、指示に従い調査依頼書を託した。その結果セブ郵便局からカスタマーフィー215ペソ(約600円)を請求されてしまった。これまでの約4倍の金額だ。セブ島の平均賃金は日給350ペソなので、かなりの高額なカスタマーフィーだ。
日本郵便EMSセンターに5月2日夜、問い合わせたところ「フィリピンセブ島で郵便追加料金を請求していることは知らなかった。追加料金を請求することは通常はあり得ない」と話している。
フィリピン国内には、日本の宅急便のような便利なサービスは無い。セブの人たちも大きな不満を抱えながら、郵便局を利用するしかない現状の様だ。
【編集:浜辺】








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