【その他の写真:2023年9月20日、ダバオ市内のファミリー誕生日会で撮影】
しかし、フィリピンは島国であり、地域によってレチョンの味や特徴が異なります。その中でも、セブ島、マニラ、ダバオの3つの地域のレチョンについて比較してみましょう。
まず、セブ島はレチョンの発祥地と言われており、塩味が強いのが特徴です。豚に塩をすり込んでから焼くため、皮はカリカリで塩気があります。また、レモングラスやネギなどのハーブを豚の中に詰めて焼くこともあります。セブ島のレチョンはシンプルな味付けですが、豚肉本来の旨みを楽しめます。
次に、マニラはフィリピンの首都であり、多様な文化が混ざり合っています。その影響で、マニラのレチョンはスパイシーな味付けに変化しています。豚肉にトウガラシやカレー粉などをまぶしてから焼くことで、辛みと香りが加わります。また、レチョンを食べる際には、豚肝をベースにした甘辛いソースをかけて食べることが一般的です。
最後に、ダバオはミンダナオ島にある都市であり、フィリピンでも有数の観光地です。
以上のように、フィリピンでは地域によってレチョンの味や特徴が異なります。どれも美味しそうですが、日本人の方におすすめしたいのはダバオの子豚のレチョンです。マイルドな味付けで食べやすく、子豚の肉は柔らかくてさっぱりしています。ダバオではレチョン専門店も多くありますので 、フィリピン料理を堪能したい方はぜひダバオへ行ってみてください。
【編集:Eula Casinillo】