映像クリエイター　岩城巧・フィリピン観光省が新動画を公開！

2024年9月22日、フィリピン観光省の公式YouTubeチャンネルで、「MEGA MEDIA/インフルエンサー招待旅行」動画の公開が始まった。参加者はチームごとに、フィリピンの9つの主要観光地—マニラ、セブ、ボホール、ボラカイ、シャルガオ、クラーク、イロイロ、パラワン、ダバオ—を巡り、それぞれの地域が持つ独自の魅力を体感できるどれも迫力ある映像になっている。【その他の写真：映像クリエイター 岩城巧氏 】 その中でイロイロの動画を手掛けた一人の新鋭クリエータに注目したい。彼が手掛けた動画の中にはイロイロの豊かな自然やアクティビティ、歴史ある文化や建造物が独自の目線で表現されている。 TAKUこと岩城巧、彼はドキュメンタリーや冒険映像を専門とし、アスリートの挑戦心や身体能力を最大限に引き出す映像作りをテーマに、彼独自の視点での作品作りを追求している。 経歴も異色だ。大学卒業時にプロサッカー選手を目指していたが、夢を断念。スポーツが得意で、人々の役に立ちたいという強い思いから消防士の道を選んだ。 三重県四日市市の消防署で消防士としてのキャリアを通じて、常に身体を鍛え続け、多くの現場で、冷静に対応できるスキルを身につける。 何度も見た恐怖と、救い出した命の輝きを大切にし、その中で、いつ死がくるかもわからないことに疑問を持つようになり、人生このままで良いのか考えるようになる。 また社会人チームでもサッカーを続け2019年日本スポーツマスターズで日本一を経験。プロサッカー選手にこそなれなかったが、自分自身の夢が叶ったような瞬間を味わう。 それと同時に何か新しいものにチャレンジしたいと考え、休みの日には趣味で自然と触れあい、その魅力を多くの人に伝えたいと感じるようになり、2022年カメラを手に取り、全くの初心者として映像の世界に足を踏み入れた。 独学で映像制作を学び、試行錯誤を繰り返しながら技術を磨いた。カメラを始めてから2年後の2024年、18年間従事した消防士を退職し、映像クリエイターとして独立することを決意。現在は、企業、アスリート、自然の美しさやその厳しさを映像を通じて伝える仕事を中心に活動している。 映像の世界において、最近のトレンドはドローン撮影や4K、8Kといった高解像度の映像が主流となっている。SNSの普及により短編動画の需要が高まっており、インスタグラムやTikTokなどでの映像制作が盛んになっている。 これらのプラットフォームでは、視聴者の関心を引くための工夫が求められ、独自性やクリエイティビティが重要だ。 TAKUが得意とする映像分野は、自然ドキュメンタリーや冒険映像であり、自然の厳しさや美しさを捉えるために、雪山で一瞬の映像をとらえるに何日も待ったり、自らも危険を冒し、未開の地を走り回ることも多い。 アスリートが持つ挑戦心や身体能力を映像に取り入れ、その魅力を最大限に引き出すことにも力を入れている。消防士として鍛えられた肉体を活かしアクションシーンやダイナミックな映像を撮影することに自信をもっている。 世界へ飛び出し現地の過酷な自然環境を訪れ、まだ誰も見たことのない風景や生物の姿を捉え、その素晴らしさを映像を通じて共有することで、人々の心に響く作品を送り出したいと熱く語る。 映像クリエイターとして自分自身の限界を超え、さらなる高みを目指して努力し続ける彼の挑戦は「今」始まったばかりだ。【編集:SAEGUSA】