エアコンの使用時、『ポコポコ』や『ポンポン』といった不思議な音が聞こえてきたことはありませんか。
夜、寝ている時に音がすると、うるさく感じる人もいるでしょう。
よく、変な音がする時は故障の前ぶれだと聞きますが、この『ポコポコ音』もエアコンが壊れかけているということなのでしょうか。
エアコンの『ポコポコ音』の原因は?
大手家電メーカーの『シャープ株式会社(以下、シャープ)』は、エアコンから聞こえる『ポコポコ音』について、ウェブサイトで次のように説明しています。
お部屋の気圧が下がるため、ドレンホース(排水ホース)から室外の空気が取り込まれる際に発生する音です。
換気扇を使用する際に、窓を少し開けると音が止まります。
また、特に高層マンションなどでは、強風が吹いた時にも発生することがあります。
故障ではありませんので、安心してお使いください。
シャープ株式会社 ーより引用
エアコンのポコポコやポンポンといった音は、故障などではなく、ドレンホースが関係しているそうです。
ドレンホースとは、エアコンの室内機から外へとつながっている排水ホースのことで、冷房や除湿運転でエアコン内部に発生する結露の水を屋外に排出する役割を担っています。
シャープによると、このドレンホースから外気が流入することで音が鳴ってしまうのだとか。
マンションなど気密性の高い部屋は、換気扇を回す時や、外で強風が吹いている時に音が発生しやすくなります。
換気口や窓を開けたり、換気扇の運転を止めたりして、外の空気を取り込み、室外の気圧差を解消すると改善されるでしょう。
また、ホームセンターで販売している、エアコン用の逆流防止弁をドレンホースに取り付けるのも効果的。
音が故障によるものではないと分かると、ひと安心ですよね。
ただ、エアコンを運転中にずっと音がしているのは気になるかもしれません。悩んでいる人はメーカーが推奨する対処法を試してみてください!
[文・構成/grape編集部]