各地で猛暑日が続き、熱中症で緊急搬送される人が続出している。2024年7月現在。
熱中症を防ぐためにも、こまめに水分補給をすることが大切です。
しかし、夏になると飲み物の消費量が増えるだけでなく、近年の飲料メーカーの値上げもあり、少しでも負担を減らしたいと考える人が多いでしょう。
千葉県(以下、県庁)のウェブサイトでは、水道水をおいしく飲む方法を紹介しています。
水道水をおいしく飲むにはどうする?
日本では水道水をそのまま飲むことができますが、水道水に含まれる塩素のニオイや水温が高く生ぬるいことから、飲用として使わない人も多いですよね。
千葉県のウェブサイトには、水道水をおいしく飲むコツが記載されています。
冷やす
おうちでおいしく飲むために手軽な方法は、水を冷やすことだよ。
普通、ペットボトル入り飲料も冷やして飲むよね。冷蔵庫や氷などで20℃以下に冷やすことによって、消毒用の塩素のにおいもあまり気にならなくなるんだ。
一般に、体温に比較して、20~25℃低いときに最もおいしく感じるといわれているよ。
千葉県 ーより引用
水温が高くなると塩素のニオイを強く感じるようになる一方で、水温が低くなるとあまり気にならなくなります。
そのため、冷蔵庫や氷などで20℃以下で冷やして飲むと、ニオイが気にならなくなるそうです。
沸騰させる
塩素のにおいが気になるひとは、5分ほど沸騰させておいた水を冷やすと、塩素はほとんどなくなるので、よりおいしくなると言われているよ。
だけど・・・
お願い!
沸騰させた水などは、塩素の消毒効果がなくなって、空気中の細菌等が繁殖しやすくなるので、「水道水」はなるべく早く飲み切るよう注意してね!
千葉県 ーより引用
水道水を5分ほど沸騰させ冷やすと、ニオイがなくなり、おいしく飲めるのだとか。
ただし、沸騰により塩素が除去されると、雑菌が繁殖しやすくなるので、早めに飲み切ってください。
なお、千葉県のウェブサイトには、以下のような方法も紹介されています。
消毒用の塩素のにおいが苦手な人のために、他の方法も紹介するよ。
塩素のにおいをなくすために、大きな鍋や口の広い容器にくみ置きしてから冷やしたり、レモン汁や果実酢などを数滴落としたりしても、おいしく飲めるといわれているよ。
千葉県 ーより引用
水道水を大きな鍋や口の広い容器にくみ置きしてから冷やすことで、ニオイが抜けて飲みやすくなるそうです。
また、コップについだ水道水にレモン汁や果実酢を数滴垂らすと、すっきりとした味わいになり、おいしく飲めますよ。
ペットボトル飲料水と水道水の値段の比較
水道水がおいしく飲めるとなると、水分の消費量が多い夏でも、コストを抑えて水分補給ができますね。
市販のペットボトル飲料水と水道水の値段を比べると以下のようになります。
普段使っている水道水の値段っていくらかな?
水道水の値段を調べてみたよ。千葉県営水道の水道水は、1,000Lあたり「約200円」なんだって。
「100円」でボトル水(500mL)1本買ったとすると、水道水なら「約1,000本分」(約500L)使えるんだ!
千葉県 ーより引用
千葉県営水道の水道料金で比較すると、ペットボトル飲料水が仮に100円だとすると、ペットボトル1000本分の水道水が使えることになるそうです。
冷やしたり、沸騰させたりすれば、おいしくお得に飲める水道水。
水道水を飲むことに抵抗がある人は、県庁が教える方法を試してみてください。
[文・構成/grape編集部]