秋はブドウのおいしい季節です。最近では『シャインマスカット』が、皮ごと食べられるブドウとして人気ですよね。

では、皮ごと食べられるものと、そうでないものには、どんな違いがあるのでしょうか。

日本を代表するブドウの産地である、山梨県の『JAフルーツ山梨』に取材しました。

『JAフルーツ山梨』の管内では、『デラウェア』『巨峰』『ピオーネ』『藤稔(ふじみのり)』『クイーンニーナ』『シャインマスカット』『甲斐路(かいじ)』『甲州』を中心に、さまざまな品種が栽培されています。

ブドウの皮は食べてもいい!

ブドウの皮について、『JAフルーツ山梨』にうかがったところ、以下の回答がありました。

ブドウの皮は食べられます。特に「食べないでください」という品種はありませんし、食べても問題ありません。

確かに品種によっては、皮の厚い・薄いがあり、中には皮が固いというものもあります。

また、つるんと皮がきれいに剥けたり、剥けなかったりという『皮ばなれ』に違いがありますが、食べられないということはありません。

『皮ごと食べられる』と特に謳(うた)っていなくても、皮を食べていただいて特に問題ありません。

『皮ごと食べられる』という品種では、食べやすいように皮が薄くなっていますが、そうでなくても食べることができるのです。

ブドウの皮は食べてもいい? JAフルーツ山梨の回答に「そうだったのか」
ブドウの写真

※写真はイメージ

ちなみに、ブドウの種も食べていいのか聞いてみると…。

種のある品種では、種を食べずに口中から出す人が多いかもしれません。

種の周りは酸味があって、本来の甘みを味わうには実と一緒に食べるといいので、ブドウの種も食べていただいて問題ありません。

これまでブドウを食べる時、「皮も種も捨てていた!」という人は、『JAフルーツ山梨』のアドバイスを参考に、食べてみてはいかがでしょうか。

[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

取材協力JAフルーツ山梨
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