さまざまな場所の掃除に役立つのが『重曹』です。弱アルカリ性の重曹は酸性の汚れに強く、油汚れや皮脂汚れの掃除に効果を発揮します。

一般的には重曹を水やお湯に溶かして使用しますが、掃除する場所によっては液体だと使いにくいことがあるでしょう。

そのような時に便利なのが『重曹ホイップ』です。ホイップ状の泡がしっかり密着し、汚れを効果的に落とします。

ホームセンター『カインズ』が運営するInstagram『となりのカインズさん』(cainzsan_official)が『重曹ホイップの作り方』を紹介しているので、実際に試してみました。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。

『重曹ホイップ』の作り方

『重曹ホイップ』は身近にあるもので簡単に作れます。用意するものは以下の通りです。

・重曹

・液体せっけん

・水

・深めのボウル

・泡立て器

材料の具体的な量の記載がなかったので『重曹50g』『液体せっけん30㏄』『水20㏄』で作ってみます。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
重曹ホイップを作る際に必要な材料と道具の写真

まず、液体せっけんと水をボウルに入れて混ぜましょう。30秒ほど混ぜるとしっかりと泡立ちます。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
ボウルに液体せっけんと水を入れて泡だて器で混ぜた様子

重曹を数回に分けてボウルに入れ、その都度かき混ぜましょう。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
液体せっけんと水を入れて泡立てたボウルに重曹を入れる様子

空気を含ませるように混ぜると、泡が徐々に固くなっていきます。ホイップ状になったら完成です。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
完成した重曹ホイップの写真

汚れが気になる場所に重曹ホイップを塗り、1時間ほど放置します。キッチンシンクのくすみが気になる場所に塗布してみました。

スポンジなどを使うよりも、手を使ったほうが塗り広げやすくおすすめです。

なお重曹に長時間触れると肌荒れを引き起こす可能性があるので、ビニール手袋やゴム手袋を着用してください。肌が敏感な人は特に注意が必要です。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
ビニール手袋を着用してシンクに重曹ホイップを付ける様子

1時間たったらスポンジでこすり、最後に水で洗い流します。汚れやくすみがしっかり落ち、重曹の研磨効果でピカピカになりました。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
きれいになったシンクの様子

余った重曹ホイップは保存容器に入れておくと、1週間ほど保存できます。

なお保存容器に入れると食品のように見えるので、安全のため子供の手の届かない場所に保管しましょう。

「汚れが落ちた!」 重曹をホイップ状にすると… 「これすごい」「見たことない」
重曹ホイップを保存容器に入れた様子

重曹ホイップはシンクだけでなく、コンロや電子レンジの油汚れ、浴室の皮脂汚れにも効果的です。

泡が密着して垂れにくいので、立体的なものにも塗布できます。

重曹にひと工夫加えて、普段の掃除に役立ててみてはいかがでしょうか。

[文・構成/grape編集部]

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