お弁当や朝食のおかずの定番『卵焼き』。毎日作る人もいるかもしれませんね。
卵焼きをふっくらと焼き上げるためには『牛乳』を加えるといいといわれていますが、それはなぜでしょうか。卵に牛乳を加えるとふっくらと仕上がる理由を紹介します。
卵に牛乳を加えて卵焼きを作るとふっくらと仕上がるのはなぜ
卵焼きを作る時に牛乳を加えて作るとふっくらと仕上がる理由について、牛乳や乳製品の衛生・品質の向上、知識の普及などを行っている団体『一般社団法人日本乳業協会』の公式サイトでは、以下のように解説しています。
牛乳中の水分が加わることで、ゆっくり凝固するためです。
日本乳業協会 ーより引用
また牛乳にはカルシウムイオンが豊富に含まれており、これがタンパク質同士の結びつきに作用して凝固をうながすそうです。
このように、『卵液が薄まってゆっくり凝固すること』と『カルシウムイオンがタンパク質の凝固を促進すること』による硬さの違いが、ふっくら感を生むと考えられています。
牛乳によるさらなる効果も

※写真はイメージ
牛乳を加えることで、コクや甘みも出て優しい味わいに仕上がるのもメリット。
これは、牛乳に含まれる乳脂肪分による効果です。そのため無脂肪乳や低脂肪乳ではなく、成分無調整のものを入れてください。
おいしさがプラスされるだけではなく色味も鮮やかに仕上がるので、見た目もレベルアップしますよ。
牛乳を加えるだけ料理がおいしくなる
卵焼きに牛乳を入れるとふっくらと仕上がる理由と上手に作る方法を紹介しました。牛乳を加えるとふっくら感に加え、コクが増しておいしくなるというメリットもあります。
嬉しいポイントばかりなので、卵焼き以外にも、スクランブルエッグや茶碗蒸しなど、ほかの卵料理にも活用してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]