トイレ内は湿気やニオイがこもりがち。そのため「トイレの窓をできるだけ開けるようにしている」という人も多いのではないでしょうか。
しかし窓を開けてトイレを換気することには、思わぬ落とし穴もあるようです。長野県で工務店を営むエルハウス公式サイトより、注意点を解説します。
窓を開けることでニオイが広がる原因に
トイレの換気についてエルハウス公式サイトが伝えているのは、「窓を開けたからといって、汚れた空気をスムースに外へ排出できるとは限らない」という事実です。その仕組みを、以下のように伝えています。
トイレの窓を開けますと、空気は窓から出ても行きますが、窓から入っても来ます。
空気が入ってくると、元々トイレの中にあった空気は出口を求めて動きます。
この時に、トイレの空気が部屋の中の方に動いて来てしまうというわけです。
エルハウス ーより引用
窓さえ開けておけば、そこからのみ空気が出入りするように思いがちですが、実際は異なります。トイレから玄関やリビングが近いと、気になるニオイがダイレクトに届いてしまう可能性もあるでしょう。
トイレの換気は換気扇で行うのがおすすめです。換気扇であれば、室内の空気を外部へと排出する能力に特化しています。
窓も扉も締め切った状態で換気扇だけを動かせば、トイレ内の空気を素早く入れ換えられるでしょう。
なお換気扇を回していても窓が開いていると、換気効率は落ちてしまいます。
トイレに窓は必要なのか

※写真はイメージ
トイレに窓があっても『開けない』のであれば、「わざわざトイレに窓を設ける必要はあるのか…」と悩む人も多いでしょう。トイレに窓を設置するメリットは以下のとおりです。
・光を取り込んで明るくなる。
・狭い空間でも圧迫感を抱きにくい。
窓があれば外からの光が入るため、圧迫感がなく、明るく快適な空間になるでしょう。採光のために窓を設置するのであれば、あえて『開かない窓』にするのもおすすめです。
トイレの窓と換気について、「初めて知った…」という人も多いのではないでしょうか。トイレを換気したいなら、換気扇を使うのがベスト。湿気がこもるのを防ぐために、24時間つけっぱなしにするのもおすすめです。
[文・構成/grape編集部]