栄養価が高く、料理にコクとうまみを加えてくれる味噌。和食に欠かせない調味料であり、袋入りの大容量タイプを自宅に常備している人も多いのではないでしょうか。
しかし、注意したいのが『開封後の保存方法』です。
味噌の風味を守りつつ、手間なく使える保存のコツを、暮らしのライフハックを発信するインスタグラマーのよう(you.kaiteki_life)さんのInstagramから紹介します。
開封後の味噌は冷蔵で保存して
未開封の味噌は常温で販売されていることが多いですが、開封後は冷蔵庫に入れるのが基本です。発酵の進行を遅らせて、風味や品質を長く保ちやすくなります。
しかし、袋のまま冷蔵庫に入れると使いづらく、容器に移し替えるのも面倒に感じてしまいます。
そんな時は、ようさんが紹介する『袋を包丁で真っ二つにカットする』方法を試してみてはいかがでしょうか。
袋の中央を包丁でカットして、左右をパカッと開きます。
そのまま保存容器に入れれば、スプーンで取り出しやすくなります。
容器がない場合は、袋を立てた状態でラップをかけるとよいでしょう。空気と味噌の接触を最小限に抑えることで、風味の劣化を防ぎやすくなります。
さらに風味を長持ちさせたい場合は、冷蔵室より温度の低い冷凍庫での保存がおすすめです。味噌は冷凍してもカチカチに固まらず、普段通りにすくって使えます。
手軽に味噌汁を楽しめる『混ぜて冷凍』のひと工夫
忙しい日やランチ時に、すぐに味噌汁を用意したいなら『味噌玉』が便利です。
小分けした味噌に粉末だしや具材を混ぜて冷凍保存しておけば、お湯を注ぐだけで簡単に一杯の味噌汁が完成します。
「味噌玉をラップで1つずつ包むのは面倒…」という人は、ようさんのアイディアを参考にしてください。
味噌に粉末だし、乾燥わかめや麩などの具材を加えて保存容器の中で混ぜておきましょう。
混ぜた状態でそのまま冷凍しておけば、必要な時にスプーンで1回ぶんだけすくって使えます。
持ち運ぶ時は、冷凍状態の味噌をスプーンですくってラップで包むだけ。形を整えておけば、お弁当と一緒に持ち運べます。
味噌は発酵食品としても優秀で、毎日の食生活に取り入れやすい食材です。保存方法をひと工夫するだけで、味噌の魅力を長く楽しめるようになります。
袋入りの味噌は「使いにくい」と感じる人も多いかもしれませんが、カットしてそのまま容器に入れるという発想で、ぐっと扱いやすくなります。
毎日の料理が少しラクになるような、ようさんのアイディア。味噌をムダなく使い切るためにも、ぜひ取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]

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