生徒や学生の本分は勉強。文系、理系と分かれていくように、誰しも得意と苦手があるものです。
しかし、時には苦手分野とも向き合わなければならないでしょう。
勉強をする上で壁にぶつかった時、八つ当たりにも近い感情から、こんなことを思ったことはありませんか。
「どうせ、こんなの将来役に立たないじゃん…」…と。
「数学なんて役に立たない」という生徒に、数学教師が?
漫画家の、ちとせもえ(chitose_mam)さんが自身が高校生だった頃のエピソードをInstagramに投稿しました。
当時、数学が大の苦手だったという、ちとせさんは、補習に参加。授業が進む中、同じく数学が苦手な生徒たちが騒ぎ出します。
教師が注意すると、生徒たちはこういったのです。
「こんなの将来使わないから、やる気が出ない」



確かに、高校生ともなれば専門的な内容も多く、活用する機会が一生訪れないようなものもあるでしょう。
しかし、勉強をすることで、自分自身の視野が広がり『自分のできること』『興味を持つこと』が増えるといいます。
数学に関しても、何か問題が起こった際に必要な、情報整理や論理的思考力を養うことにつながるでしょう。
知識を持っているか、持っていないかでは、前者のほうが人生の選択肢が多いはずです。
数学教師のひと言に感銘を受け、数学の勉強に励んだ、ちとせさんは、次のテストで高得点を獲得。
数学教師は、生徒たちに、自身が持つ無限の可能性に気付いてほしかったのかもしれませんね。
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[文・構成/grape編集部]