日常生活を送る中で、誰もが事件の被害者になるリスクを抱えています。
もちろん、被害にあわないことが理想ですが、安心して暮らすには、各々が自衛の行動をとることも大切でしょう。
イラストレーターの大葉よみこ(yomi_o.b)さんは、高校生の時に恐怖の体験をしたことがあるといいます。
当時の大葉さんが最初に覚えた違和感が、「間違いではなかった」と思える展開をご覧ください。
『道を聞かれたと思ったら』











高校の部活帰りで、夜道を歩いていた大葉さん。
突然、自転車に乗った男性からデパートまでの道を聞かれたのですが、かすかに違和感を覚えます。
そのデパートは現在地からかなり遠い場所にあるうえ、すでに営業時間は終了していました。
少し疑問に思ったものの、大葉さんは男性に道を教えると、そのまま家へと向かいます。
エレベーターで間一髪












大葉さんは、自宅があるマンションに到着すると、オートロックを解錠。
当時のエントランスのドアは、通過する人を待つように、10秒ほど開いたままとなる設定でした。
そんな瞬間を狙うように、先ほど会った男性が、大葉さんが乗ったエレベーターを目掛けて走ってきたのです!
ギリギリのところでドアが閉まり、事なきを得たものの、大葉さんのショックは相当なものだったでしょう。
後日、回覧板に『ひったくり犯』の注意喚起として、載っていたのは、あの男性の顔。
男性が、大葉さんの荷物を狙っていたのか、別の目的があったのかは不明ですが、被害に遭うスレスレだったといえるでしょう。
大葉さんの体験談に、多くの人がゾッとしたようです。
・一歩間違えたら、どうなっていたか…。
・ホラー映画並みに怖い。夜道には気を付けたいです。
・本当に無事でよかった!男性、いろいろな犯罪に手をそめている可能性がありますよね…。
男性があえて大葉さんに道を聞いたのは、大人しそうな人物かなど、ターゲットを判別するためだったのかもしれません。
大葉さんによると、現在マンションのオートロックは、解錠してからドアが開いている時間は3秒に短縮されているとのこと。
このように、社会全体で被害に遭いにくい仕組み作りは少しずつ進んでいます。
ただ、交通事故などと同じく、こういった事件も、いつ何がきっかけで巻き込まれるかが分かりません。
被害に遭わないためにも、自身でできる対策を考えておくなど、用心するに越したことはなさそうですね。
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[文・構成/grape編集部]