暑い季節になると、冷たい飲み物が欠かせません。

なかには『ペットボトル飲料をそのまま冷凍庫で凍らせて持ち歩いている』という人も多いのではないでしょうか。

しかし、実はこの『ペットボトルを凍らせる』行為には、思わぬリスクが潜んでいます。

本記事では、飲料メーカーのサントリーホールディングス株式会社(以下、サントリー)のウェブサイトから、ペットボトル冷凍の注意点について詳しく見ていきましょう。

ペットボトル飲料を凍らせるのはNG?

ペットボトル飲料を凍らせるのはNG? 企業の回答に「マジか」「気を付けます」
凍ったペットボトル

※写真はイメージ

サントリーによると、ペットボトル飲料をそのまま凍らせるのは推奨されていません。

ペットボトルに入った飲み物を凍らせると、中味が膨張し、容器が変形や破損をしたり、密封性が損なわれる恐れがあります。


サントリー ーより引用

特に、炭酸飲料は凍らせると膨張が大きく、容器が破裂するリスクがあります。

絶対に冷凍しないよう注意が必要です。

冷凍OKな商品には『明記』されている

ただし、すべてのペットボトル飲料が冷凍NGというわけではありません。

なかには、ラベルに『冷凍もおいしい』と記載された、冷凍対応の商品もあります。

こうした商品は、通常よりもペットボトルの強度が高く設計されているため、冷凍しても安全といえるでしょう。

ペットボトルの再利用にも注意が必要

ペットボトル飲料を凍らせるのはNG? 企業の回答に「マジか」「気を付けます」
たくさんのペットボトル

※写真はイメージ

サントリーはペットボトルの再利用も推奨していません。

飲み終わった後、内部に雑菌が入り込み、不衛生な状態になる恐れがあるためです。

さらに、洗浄時にできる細かいキズに菌が繁殖しやすくなるリスクも指摘されています。

安全に飲み物を楽しむためにも、使い切ったペットボトルは再利用せず、リサイクルに出すよう心がけましょう。

普段何気なくやっていることが、思わぬ危険につながることもあります。

凍らせる前にペットボトルのラベルをチェックしたうえで、安全に冷たい飲み物を楽しんでくださいね。

[文・構成/grape編集部]

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