暖かい季節になると、色とりどりの花が私たちを癒してくれます。
見たことがない花を見つけると、匂いを嗅いだり触ってみたり、詳しく観察したくなる人もいるでしょう。
しかし、植物のなかには毒を持っているものもあるため注意が必要です。
本記事では、植物に関する啓発活動をしている一般社団法人Flower Works Japan(以下、Flower Works Japan)のウェブサイトから、『毒性のある植物』について解説します。
有名な白い花にも毒が…

※写真はイメージ
きれいな花を咲かせる『ハナミズキ』。
『永続性』『私の想いを受け取ってください』などの花言葉がある素敵な花です。
しかしハナミズキは毒性植物であるため、むやみに触れることは控えたほうがよいとされています。
Flower Works Japanのウェブサイトでは、次のような注意喚起をおこなっています。
ハナミズキ
葉や果実に毒があります。
よく似ているヤマボウシの実は甘く食用にされますが、ハナミズキは有毒なので注意しましょう。また葉の表面に刺激物質があるため、触れると皮膚炎を起こす人もいます。
Flower Works Japan ーより引用
ハナミズキは赤い艶やかな実を付けますが、実を口にすると中毒を起こす可能性があります。
また、葉や樹液に触れると皮膚がかぶれる場合もあるため、花を見る際は距離を保ちましょう。
特に小さい子供を公園で遊ばせたり、ペットを散歩させたりする際は、うっかり近づかないよう注意が必要です。
ハナミズキは公園だけでなく、街路樹としてもよく植えられる身近な植物です。
毒がある観葉植物にも注意

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毒性のある植物は、公園や街路樹だけではありません。自宅で育てる観葉植物のなかにも、注意が必要な種類があります。
代表的な毒性のある観葉植物は次のとおりです。
・クリスマスローズ
・モンステラ
・アイビー
・ポトス
これらはホームセンターでよく見かける、身近な観葉植物ばかりです。
しかし、葉や樹液に触れることでかぶれを引き起こしたり、誤って口にすると中毒症状が出たりする可能性があります。
観葉植物を購入する際は、見た目だけで判断せず、毒性の有無を確認しておくと安心です。
植物は見た目が似ている種類も多いため、素人では判断が難しいケースもあります。実を食べたり、むやみに触ったりせず、目で楽しむよう心がけましょう。
身近な植物に潜む危険性について正しく理解し、安心してアウトドアの季節を楽しんでくださいね。
[文・構成/grape編集部]