冷蔵庫で氷を作る際、専用の給水タンクに水を入れる必要があります。
タンクに入れる水は、なんとなく水道水よりもミネラルウオーターのほうが、きれいな氷が作れそうなイメージを持つ人もいるかもしれません。
ミネラルウオーター『Water One』の宅配事業を行う、株式会社サイサン(以下、サイサン)協力のもと、衛生的な氷の作り方について紹介します。
氷を作る時の水は…
氷を作る時、水道水かミネラルウォーターのどちらがいいのかについて、サイサンは以下のように説明しています。
冷蔵庫には自動で氷を作る機能がありますが、以前は水道水以外をNGとしているメーカーも多くありました。
というのも、取り外してお手入れするのが難しいタイプのタンクが多く、給水タンクや給水パイプから雑菌が入り込む恐れがあったためです。
残留塩素が含まれている水道水であれば、製氷機内で雑菌が繁殖しにくく清潔な氷を作れることから、水道水での製氷が推奨されています。
水道水が推奨されているものの、現在は取り外してお手入れ可能なタンクを備えた冷蔵庫が増えています。
ではミネラルウオーターで氷を作っても、問題ないようなつくりになっているのでしょうか。
この疑問についてサイサンは…。
最近では、給水タンクなどの取り外しが可能になり、ミネラルウオーターで衛生的な氷が作れるようになりました。
しかし、氷を作るのは時間がかかり、できた後もすぐに使い切るものでもないので、安全性を考えれば水道水での氷作りがベターです。
水道水で作った氷のほうが、長く日持ちもするでしょう。
ミネラルウォーターには塩素が含まれていないので、製氷機内で雑菌が繁殖してしまう可能性があります。

※写真はイメージ
現在はお手入れが楽なタンクも普及しており、ミネラルウオーターでも製氷は可能ではあるとのこと。
とはいえ、水道水には残留塩素が含まれており、雑菌が繁殖しにくいことから、水道水で作ったほうが安全といえるでしょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]