衣類を柔らかく仕上げるため、洗濯時に柔軟剤を使っている人も多いのではないでしょうか。
「柔軟剤は原液のまま使うことが当たり前」と感じるかもしれませんが、場合によっては薄めることも必要なのだそうです。
ライオン株式会社(以下、ライオン)のウェブサイトを参考に、柔軟剤を水で薄めたほうがよい場合について解説します。
柔軟剤を薄めたほうがよい場合とは

※写真はイメージ
「柔軟剤を薄めたほうがよい場合があるだなんて」と意外に感じるかもしれません。
ライオンのウェブサイトでは「柔軟剤を洗濯機に入れる時に、水で薄めるほうがよいですか」という質問に、以下のように回答しています。
洗濯機によっては、投入口の液残りを防ぐために柔軟剤を薄めて使用するように指示している場合があります。使用後に投入口に液残りがある場合は、薄めてから入れることをおすすめします。
ライオン ーより引用
通常は、柔軟剤は水で薄める必要はありません。
しかし、柔軟剤が分離や固化している場合は投入口から流れにくく、液残りが見られることも。
液残りがあり柔軟剤がしっかりと溶け切らないと、せっかくの柔軟剤の効果が得られなくなってしまうでしょう。
また、濃縮タイプの柔軟剤も溶けにくい場合があるため、液残りがあれば、柔軟剤を薄める方法を取り入れてみてください。
柔軟剤を薄める場合は、別の容器で柔軟剤を3倍量の水で溶かしてから使用します。
また、柔軟剤が分離や固化してしまう原因は、『保管条件』が関係している場合があるのだそうです。
そのため柔軟剤の長期保管や、高温、低温、直射日光の状況下で保管は避けるようにしましょう。
柔軟剤をまとめ買いでストックをしている場合は、古いものから使うことを心掛けてみてください。
正しい柔軟剤の使い方
柔軟剤は直接洗濯槽には入れず『柔軟剤自動投入口』に入れると、最後のすすぎの時に自動で投入してくれます。
洗濯槽内に直接入れてしまうと、洗剤と混ざり合ってお互いの効果を打ち消し合ってしまうのだとか。そのため、洗濯槽に直接入れるのは好ましくありません。
洗剤は洗剤の投入口に、柔軟剤は柔軟剤の投入口に、それぞれ間違えのないように入れます。
また、柔軟剤は入れすぎてしまうと必要以上の香りを発してしまうだけではなく、衣類に柔軟剤の成分が残り、肌トラブルの原因になってしまうことも。
たくさん入れたからといって、効果や香りが長持ちするわけではないので、柔軟剤の量はパッケージに表示された『適量』を入れましょう。
投入口が詰まってしまうと柔軟剤や洗剤がしっかりと流れなくなってしまうため、定期的なお手入れが大切になってきます。
月に1回程度、歯ブラシなどで掃除するのがおすすめです。
液残りが見られる場合は柔軟剤を水で薄めて入れて、しっかりと効果が得られるように工夫をしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]