豚肉のおかずをお弁当に入れると、冷めた時に白く固まった脂が気になりませんか。
冷えた脂は見た目も悪く、どろっとしていて、あまりおいしくは食べられないですよね。
筆者の子供たちも「弁当に肉を入れて!」という一方で、「脂が白く浮いてるのはイヤ!」と厳しい注文をしてくることが…。
そこで出会ったのが、脂が固まりにくくなるテクニックです。先に豚肉を湯通しすることで、余分な脂が落ちて、冷えても白く固まりにくくなるのだとか。
本当に効果があるのか、実際に試してみました!
豚肉の脂が固まりにくくなる方法
今回は脂が多い豚バラ肉で検証しました。柔らかくてジューシーな部位ですが、冷めた時に白い脂が浮きやすいのが悩みの種です。

まず沸騰させた湯を用意してください。いつもなら生のままフライパンで炒めるところですが、その前に熱湯にくぐらせます。
ちょっと面倒かもしれませんが、豚しゃぶサラダなどを作るついでに作業すれば、それほど手間に感じないでしょう。

肉がうっすら白くなったらすぐに取り出します。

あとはいつも通り調理するだけです。このままでも火は通っていますが、弁当に入れると仮定して焼肉のタレで炒めてみました。

先に湯通しした豚肉の脂は…?
それでは、生のまま炒めた肉と湯通ししてから炒めた肉、1時間後の様子を比較してみましょう。どちらもすっかり冷めていました。
まず、生の状態からフライパンで炒めた肉をチェック。やはり、白く固まった脂が浮いていますね。

一方、湯通しした後に炒めた肉には、余分な脂が落ちたことで白い塊がほぼ見られません。写真ではやや分かりにくいのですが、予想以上の結果にびっくり!

今回は比較のために湯通しした後にフライパンで炒めましたが、しっかり湯通しすれば、炒める手間を省きタレに絡めるだけで、おかずが1つでき上がります。
こんなに簡単に肉の脂が落ちるとは思ってもみませんでした。これで心置きなく豚肉のおかずを弁当に入れられそうです。
「白く固まった豚肉の脂が苦手…」という人は試してみてください!
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]