洗濯物や洗濯槽からの生乾き臭が気になっている人は多いでしょう。

ニオイをなくすために、柔軟剤の量を増やそうとする人もいるかもしれませんが、まずは原因を押さえることが大切です。

本記事では、生活用品を多く取り揃えるシャープ株式会社(以下、シャープ)のウェブサイトを参考に、『洗濯後の生乾き臭の原因と対策』を紹介します。

『正しい洗濯』で生乾き臭は抑えられる

シャープのウェブサイトによると、生乾き臭を防ぐには『正しい洗濯方法』と『正しい洗濯機の手入れ』が鍵になるようです。

1つずつ見ていきましょう。

洗濯完了後はすぐに取り出して干す

嫌なニオイの大きな原因として考えられるのが、洗濯した洗濯物を、そのまま洗濯槽に長時間放置していること。

「洗濯が完了したけど、今は手が離せないから後で干す」というやり方は避けましょう。

濡れたまま洗濯物を長時間放置すると雑菌が繁殖するため、生乾き臭に繋がります。洗濯が完了したらすぐに洗濯槽から洗濯物を取り出して、干すように習慣づけるのがよいですね。

洗濯槽に洗濯物を入れすぎない

1回に洗う洗濯物の量が多すぎると、洗濯物の皮脂汚れなどがうまく落ちず、生乾き臭の元になります。

洗濯物の量が多い場合は、回数を分けて洗濯したり、コインランドリーで容量の大きい洗濯機を使ったりしたほうがいいでしょう。

洗濯槽には重い洗濯物から入れる

洗濯してもなくならない雑菌臭 メーカーが答える原因と対策に「だからか」
洗濯物

※写真はイメージ

洗濯槽に洗濯物を入れる際、軽いものを先に入れてしまうと必要な水量や洗剤量が少なく判定されることも。

洗濯物の量に対して水や洗剤が少ないと、十分に汚れが落ちず、生乾き臭が残ってしまいます。

重い洗濯物を先に入れるよう心がけましょう。

スタート後の水量が少なく感じる場合は、自動で決まる水量を多めに設定してください。
※ 洗い運転の前半は設定水量より少なめの水量で高濃度洗浄を行います。(異常ではありません)


シャープ ーより引用

水量が少なく感じたら、手動で多めに設定し直せばよいのだそう。

「いつも自動で決まった設定から変えたことがない」という人は、あらためて操作手順を確認しておきましょう。

洗濯槽のお手入れは1か月に1回が基本

洗濯槽内に付着した汚れは生乾き臭の原因になります。洗濯槽クリーナーを使用してお手入れをするのがおすすめです。

槽洗浄コースが付いている洗濯機の場合は、6時間以上のつけおき洗いがいいのだそう。それでも改善しない場合は、洗濯槽の外側も洗浄してください。

正しい洗濯方法で生乾き臭を防ごう

せっかくきれいに洗ったのに、生乾き臭がするようではガッカリしてしまいます。シャープの教える『正しい洗濯方法』を心掛け、対策していきましょう。

なお、「気を付けているのにいつも生乾き臭が気になる」という場合は、除菌効果の高い漂白剤や柔軟剤の使用も効果的とのこと。ぜひ試してみてくださいね。

[文・構成/grape編集部]

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