ポカポカとした暖かい日が増えてきた、2025年5月中旬現在。
天気のいい日は、自然を楽しむレジャーを満喫する人も多いでしょう。
レジャーの中でも人気が高いのが、バーベキュー。青空の下、家族や友人とバーベキューグリルを囲んで食べる食事は、非日常感があって楽しいですよね。
しかし、生肉を扱うバーベキューだからこその注意点もあります。
バーベキューでの食中毒、注意すべきポイントは?
生肉には、腸管出血性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなどの食中毒を起こす細菌やウイルスが付着している可能性があります。
そのため、新鮮かどうかに関係なく、生の状態の赤身がなくなることを目安に中心部まで火を通してください。

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特に、ひき肉や筋切りした肉、タレなどに漬け込んだ肉、レバーは、細菌が内部にまで入り込んでいることがあるため、十分に加熱しましょう。
また、厚みがあり火が通りにくいハンバーグは、中火で焼いた後に蓋をして蒸し焼きにするのが安全です。
調理でトングや箸を使う時は…
バーベキューグリルで焼いた肉をひっくり返したり、取り分けたりする際にトングや箸を使うでしょう。
生肉を焼く際に使った調理器具や食器を、加熱後の肉を食べる時や取り分ける時に使っていませんか。
このような行為をすると、調理器具や食器を通じて、細菌などが口に入ることがあります。
そのため、生肉で使用する調理器具と、加熱後の料理に使う調理器具は、必ず使い分けるようにしましょう。

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行政や自治体が注意を呼び掛けている、バーベキューによる食中毒。ネット上でも「いや怖い。
なお、生肉を焼く際に使った調理器具を、食べる時に使わないというのは、焼肉店などで食べる時も同様です。
食中毒により楽しい思い出が台無しにならないように、衛生管理を心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]