フローリングを長年使っていると、部分的に黒ずんでくることがあります。
「拭き掃除をしても落ちない」「以前より黒ずむ場所が増えた」など、黒ずみに関する悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。
長野県のフローリング工事専門会社、株式会社霜鳥のウェブサイトでは、フローリングの黒ずみを落とす方法と、黒ずみの予防策を紹介しています。
黒ずみの落とし方

※写真はイメージ
黒ずみの原因はさまざまで、なかでももっとも代表的なものが『カビ』です。
窓の近くや湿気の多い場所に、黒ずみを見つけたことはありませんか。梅雨時や冬場などは、結露によるカビの発生率が高くなります。
そのほかの原因として挙げられるのが、油汚れや皮脂汚れ、ワックスの劣化、液体の拭き残しです。これらの原因に合わせた方法で掃除をしましょう。
1.中性洗剤
中性洗剤は、油汚れによる黒ずみを効果的に落とせます。中性洗剤の中でもおすすめなのが、『ウタマロクリーナー』(税込414円)です。
ウタマロクリーナーを直接スプレーし、黒ずみがついた部分に塗布し、数分間放置した後、スポンジや布でこすり取ることで、黒ずみを効果的に除去することができます。
霜鳥 ーより引用
『ウタマロクリーナー』は、キッチンやお風呂場、アルミサッシの掃除にも使えるので、1本常備しておいてはいかがでしょうか。
2.アルカリ性洗剤
『アルカリ性洗剤』は、皮脂によるしつこい黒ずみに適しています。
ただし、洗浄力が強いものだと、ワックスやコーティングまで剥がれてしまうので、塗り直しが必要になることも。
霜鳥 ーより引用
洗剤を水で薄めることでアルカリ濃度を下げられますが、そのぶん洗浄力も落ちる点には注意が必要です。
ワックスの塗り直しを余儀なくされる可能性もあるので、建具の種類や注意点、洗剤の使用上の注意も確認し、よく考えて使うようにしましょう。
3.リペア
『リペア』とは、黒ずみや染み、傷などを修復することです。
掃除では取り除けないほど深くしみ込んだ黒ずみも、リペアならきれいにできるかもしれません。
DIY用のキットも売っていますが、慣れていない場合はプロに依頼するほうがいいでしょう。
黒ずみを防ぐ3つの方法
「掃除に手間をかけたくない」という人は、生活の中に『黒ずみを抑える方法』を取り入れましょう。
1つ目が、『定期的な掃除と換気』です。掃除と換気ができていないと、気付かないうちに素材が傷み、汚れが蓄積されて頑固な黒ずみになってしまいます。掃除と換気は『基本のき』として押さえておきましょう。
結露が起こりやすい場合は、結露対策をしっかりすることも大切です。
2つ目は、『キッチンマットを活用する』ことです。油汚れによる黒ずみは、油をフローリングに付けないことが何よりも大切。
「キッチンマットを敷くと部屋のインテリアに合わない」という場合は、調理する時に新聞紙を敷くだけでも効果が期待できます。
3つ目は、『半年に一度ワックスを塗り直す』ことです。黒ずみはワックスの劣化でも起こるので、定期的にワックスを塗り直すようにしましょう。
自分の力で落とせない黒ずみは、専門業者に依頼するしかなくなります。
[文・構成/grape編集部]