2025年5月23日、俳優の北村匠海さんが自身のInstagramを更新。
現在出演中の連続テレビ小説(通称:朝ドラ)『あんぱん』(NHK)への想いをつづりました。
北村匠海「運命的な役との出会い」
『あんぱん』は、絵本シリーズ『アンパンマン』を生み出した、漫画家であり絵本作家の、やなせたかしさんと暢(のぶ)さん夫婦の半生をもとにした物語です。
やなせさんをモデルとした人物である柳井嵩を演じている、北村さん。
2008年に公開された映画『DIVE!!』で俳優としてデビューしてから15年以上、さまざまな映画やドラマに出演してきました。
そんな北村さんですが、『あんぱん』や柳井役には強い思い入れがあるようです。
「あんぱん」
運命的な役との出会いです。最近さらに感じるのです。
こんなにも自分の演じる役柄を、大好きにも大嫌いにもなれるくらい愛情を持てる経験って中々無くて。それは朝ドラの撮影期間の長さやチーム全体とのファミリー的感覚がそうさせてくれている気がします。
放送を見ながら過去の"やないたかし"を応援している北村匠海も居たり、胸がザワザワしたりワクワクしたり、笑ったり泣いたり怒ったり忙しい感情の中で今の"やないたかし"と向き合っています。
もう、セリフではなくて自分の言葉なんですよね。他人事にできないんですよ笑のぶとたかしの人生に僕自身が一緒に浮き沈みしているような感覚。
僕ら2人に任せてくれた神様の采配を信じて、また明日を繰り返してます。
僕は役者をピッチャーとキャッチャーで例える事が多いのですが、、名人達が集結しています。僕は根っからのキャッチャーなので球を投げる事は得意ではないですが、全力で投げ返します。
なんせ、のぶの球は豪速球ですから全力です。皆様も全力で受け取って投げ返してくださいね。ほいたら、また来週。
take_me_1103ーより引用
『あんぱん』を撮影しながら、演じている柳井へ深い愛情を持つようになったという、北村匠海さん。
激動の時代の中で夢を追いかけていた、やなせさん自身にも向き合いながら演じているそうです。
実在した人物がモデルということで、ほかのフィクション作品で演じるのとは違う難しさがあるのかもしれません。
しかし、困難さも含めて楽しみながら、北村さんは一つひとつのシーンに真剣に向き合って『あんぱん』の撮影に臨んでいることが伝わってきますね。
【ネットの声】
・胸がジーンとしました。匠海くんの役への想いを知ると、『あんぱん』への愛も強くなります。
・崇はじれったいけれど、本当にいい人。
・朝から笑ったり泣いたりしながら観ています。北村さんが出会うべくして出会った役なのかもしれないですね!
2025年5月現在、『あんぱん』で描かれている柳井は、芸術学校で美術を学ぶ、道半ばの青年です。
これから北村さんが演じることになるであろう、漫画家であり絵本作家、そして夫としての柳井が、ますます楽しみになりますね。
[文・構成/grape編集部]