お風呂上がりに使うバスタオルは、衛生面を考えると、毎日洗濯するのが理想的とされています。
しかし、「忙しくて洗う時間がない」「電気代や水道代がもったいない」などの理由で洗濯しない場合は、清潔に使うためのひと工夫が必要です。
今治市のタオルメーカー、株式会社ハートウエルのウェブサイトでは、バスタオルを毎日洗濯できない場合の対処法を紹介しています。
雑菌の繁殖を防ぐためにできること

※写真はイメージ
バスタオルで拭くのは、入浴後のきれいな身体なので、毎日洗濯する必要性を感じない人もいるでしょう。
しかし、入浴時に身体をしっかり洗ったつもりでも、流し切れなかったシャンプーなどの成分や汗、目に見えない皮脂などが付着していることがあります。
その状態の身体を拭けば、当然バスタオルにも汚れが付着するでしょう。
またバスタオルの繊維の奥には、洗濯で落とし切れなかった雑菌が残っている可能性もあります。
これらが原因で、雑菌がさらに繁殖したり、嫌なニオイや黒ずみの原因になったりする場合があるので、毎日洗濯するのがおすすめです。
洗えない場合はきちんと乾かす
毎日洗えない場合は、雑菌の繁殖をできるだけ抑えることが大切です。
ぬれたバスタオルを、ほかの洗濯物と一緒に置いておくのはNG。
使用後のバスタオルは洗濯カゴに入れず、すぐに風通しのいい場所で乾かしましょう。乾燥時間を短くするのがポイントです。
広げて干せる場所がないのであれば、ピンチハンガーを使いじゃばらになるように干すと狭い場所でも素早く乾かすことができます。
ハートウエル ーより引用
部屋の中でも、なるべく乾きやすい場所に干したり、浴室乾燥機を使って浴室内で干したりしてみましょう。
正しい洗濯も大切
普段の使い方に加え、洗濯する時にも雑菌の繁殖を抑えるポイントがあります。
水量を多くしたり洗濯物の量を8割程度まで抑えたりすることで、洗濯物同士の摩擦で繊維を傷めずに、しっかりと汚れを落とせます。
ハートウエル ーより引用
汚れをしっかり落としたいからといって、洗剤を多く入れるのは逆効果です。
繊維の中に洗剤が残り、雑菌が繁殖する原因になります。洗剤は、水量や洗濯物の量に応じて適量を守りましょう。
洗濯が終わった後は、雑菌の繁殖を防ぐために、なるべく早めに乾かしてください。
バスタオルを大きく振り、繊維の中に空気を送り込んで毛並みを立たせると、より乾きやすいでしょう。
バスタオルを毎日洗濯できない場合は、本記事で紹介した対処法を参考に、清潔に使うための工夫を取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]