温めればすぐに食べられる『冷凍ご飯』。便利である一方、炊き立てのご飯との差を感じることもあるでしょう。

冷凍ご飯をおいしく食べるには、『ご飯を包むタイミング』に気を付けるのがポイントです。

キッチン用品のブランド、『バーミキュラ』を展開する鋳物メーカー、愛知ドビー株式会社のウェブサイト『MY VERMICULAR』(マイバーミキュラ)では、冷凍ご飯をおいしくするコツを紹介しています。

ご飯を炊いた後すぐに包む

ラップのタイミングで味が変わる! 冷凍ご飯の裏技に「これ知らなかった」「神レベル」
ラップで小分けにしたご飯をジッパー付きの保存袋に入れた様子

※写真はイメージ

ご飯を長時間保温したり、冷めたままにしておいたりすると、どちらも水分が抜けてパサついた食感になってしまいます。冷凍できないわけではないものの、味は落ちてしまうでしょう。

ご飯を冷凍する時は、炊いた後すぐの『熱いご飯』をラップで包むのがベストです。

茶碗1杯分ずつ小分けにし、あとでムラなく解凍できるように平らにして、ご飯粒がつぶれないようにふんわりと包みます。


マイバーミキュラ ーより引用

ラップではなく冷凍用の保存容器を使う場合は、『浅めの容器』を選ぶようにしましょう。

粗熱が取れたら冷凍庫へ入れます。この時、ステンレスやアルミ製などの、金属製のトレーにのせると、よりスピーディーに冷凍できます。

冷凍ご飯は約1か月保存できますが、1週間を過ぎた頃から味が落ちていきます。古いものから消費できるように、ご飯に日付を書いたシールなどを貼っておきましょう。

解凍時のポイントは『水分をキープする』こと

冷凍ご飯の主な解凍方法は、『電子レンジ』『蒸し器』『せいろ』の3つです。それぞれに特徴があるので、好みや状況に合わせて使い分けましょう。

どの方法で解凍する時も、避けたいのが『自然解凍』です。

自然解凍すれば温める時間を短縮できそうに感じますが、ご飯の水分が抜けてしまいます。

ご飯は『解凍する直前』に、冷凍庫から出すようにしましょう。

電子レンジで温める

電子レンジであれば、手軽にご飯を温められます。

ラップで包んだままのご飯を耐熱皿にのせ、『あたため機能』で加熱しましょう。

加熱時間の目安は、出力が600Wの電子レンジで2分30秒です。ただし、ご飯の量や電子レンジの機種によって加熱時間が異なるため、様子を見ながら調整してください。

また、複数のご飯をまとめて温めるとムラができてしまうので、1個ずつ温めましょう。

蒸し器やせいろで温める

蒸し器とせいろで温めると、ふっくら仕上がります。

冷凍ご飯を耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけてください。お湯を沸かして蒸気が上がってきたら、蒸し器やせいろに入れて、強火で10分程度蒸します。

なお蒸し器の場合、ふたに水滴がたくさん付くので、ご飯がべちゃべちゃにならないように、ふたに『布巾』を巻いておくのがポイントです。

食べる時はご飯をしっかりほぐしましょう。

冷凍ご飯は、炊き立てを冷凍して、適切な方法で解凍することが大切です。

少しの工夫で、冷凍ご飯をおいしく食べてくださいね。

[文・構成/grape編集部]

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