湿度の高い季節や外との寒暖差が大きい季節には、カーテンにカビが生えやすくなります。
カーテンにカビが生えると見た目が悪いだけでなく、カビの胞子が空気中に舞い上がり、健康面への影響も心配です。
クリーニングや家事代行を手掛ける、アクティア株式会社が運営する『カジタクオンラインショップ』のウェブサイトでは、カーテンに生えたカビの落とし方を紹介しています。
落ちないカビにはこの方法!

※写真はイメージ
カーテンにうっすら付いた程度のカビには、『消毒用エタノール』や『塩化ベンザルコニウム』が効果的です。どちらもドラッグストアで手軽に手に入ります。
消毒用エタノールはそのまま使用できますが、塩化ベンザルコニウムは希釈が必要なので、パッケージの表示を確認しましょう。
スプレーボトルに移した薬剤をタオルに吹きかけ、カーテンに付いたカビを拭き取ります。拭き取った後の臭いが気になる場合は、洗濯しましょう。
この方法で落ちないカビは、拭き取りだけでは難しい状態です。洗剤を使った方法に切り替えましょう。
カーテンの洗濯方法
カーテンには、洗えるものと洗えないものがあります。事前に洗濯表示を確認してください。
・洗濯機が使用できるか。
・手洗いができるか。
・漂白剤が使用できるか。
まずは、手洗いでカビを落としていきます。カーテンの裏側にタオルを当て、表側から中性洗剤を付けた歯ブラシで、汚れをたたくようにして落としましょう。
黒カビは根が深いので、一般的な洗濯用洗剤だけでは不十分な場合があります。そのような時は、粉末の『酸素系漂白剤』を併用しましょう。
たらいに40℃のお湯を張り、酸素系漂白剤を溶かしたら、カビ部分を1時間ほど漬け置きします。
その後、洗濯機または手洗いでカーテンを洗い、軽く脱水したらカーテンレールにつるして自然乾燥させてください。
この方法でも落ちない場合は、『重曹』を使ってみましょう。
酸素系漂白剤に重曹を加えることでさらに洗浄力が高まります。カビが酷い場合やしっかりカビを落としたい場合におすすめの方法です。
カジタク ーより引用
重曹と酸素系漂白剤、ぬるま湯を同量ずつ混ぜてペーストを作り、カビ部分に塗って1時間放置します。
1時間たったらペーストを拭き取り、洗濯機で洗うか、浴槽や大きめの桶を使って手洗いしましょう。
軽く脱水したらカーテンレールにつるし、自然乾燥させれば完了です。
これらの方法でカビが落ちなければ、クリーニングの利用も検討してください。
カーテンのカビを放置すると、部屋全体にカビが広がる可能性があります。カビを見つけたら適切な方法でしっかり落としましょう。
[文・構成/grape編集部]