「『チン』して食べてね」

そういわれたら、大概の人が用意された料理を電子レンジで温めるでしょう。

しかし、長崎県大村市にある、浄土宗白龍山長安寺の僧侶である、吉田武士(@curry_boz)さんの家庭では、ある誤解が生じてしまうようです。

息子の勘違いに「笑った」

ある日、吉田家の3歳の息子さんは、肉まんを食べようとした際、『チン』してから食べるよういわれました。

すると、台所とは別の場所に向かうではありませんか!

『チン』を実行するため、息子さんが手を伸ばしたのは…。

「チンして食べてね」 誤解した3歳児の行動に「何も間違えてなくて笑った」
おりん

※イメージ写真

「チンして食べてね」 誤解した3歳児の行動に「何も間違えてなくて笑った」
仏壇と男の子

※イメージ写真

仏壇や仏さまが身近な家で育ったからこそ、息子さんは勘違い!

仏壇に肉まんをお供えして、仏具の『お鈴(鐘)』を鳴らしたのです…。

「確かに、食べる前にお供えしたほうがいいか」と納得するところがあったのかもしれません。

まさかの行動に、大勢の人が吹き出しました。

・肉まんが温まる代わりに、私の心がホットになりました。

・何も間違えていなくて笑った。昨今の電子レンジは、「チン」と鳴りませんからねぇ…。

・ご先祖様にもウケていると思う。先にお供えするのも、素敵な振る舞いです。

・お坊さんの家庭らしいエピソードでかわいい。おりこうさんですね。

・幼少期、仏壇のお供え物をもらいたい時、親に「チンしてからもらってね!」といわれていた思い出。『チン=お鈴』が正解の家庭もあります!

電子レンジは、調理が終了したことを知らせるため、以前は一般的に「チン」というベルの音が使用されていました。

しかし、昨今では終了を知らせる方法が多様化しているため、若い世代には次第に通じなくなってきています。

時代の流れを感じるとともに、息子さんの優しさも感じられるエピソード。

温かな心を持ったまま、成長していってほしいですね!

[文・構成/grape編集部]

編集部おすすめ