ケーキやお寿司など、冷蔵の食品に付いてくる『保冷剤』。
「何かに使えるかもしれない」と取っておいても、使わないままたまっていませんか。
そんな保冷剤を有効活用するアイディアを紹介しているのが、KOZOCOM株式会社と白井グループ株式会社が運営する事務系ゴミ処理委託サイト、『ごみ.Tokyo』です。
「つい置きっぱなしにしてしまうという人は、ぜひ参考にして再利用してみてください。
『目からうろこ』な保冷剤の活用法2選

※写真はイメージ
保冷剤の中には、水と『高吸水性ポリマー』でできたジェルが入っています。
高吸水性ポリマーは、水をたっぷり吸って保持する性質があるため、さまざまな方法で再利用できるのが特徴です。
保冷剤の形状は、プラスチック容器に入ったものや、柔らかいフィルムで包まれたタイプなどさまざま。
フィルム包装のもののほうが、中身を取り出しやすいでしょう。
1.保水剤としてガーデニングに活用
水をたっぷり吸収し保持する性質がある高吸水性ポリマーは、園芸用の保水剤として再利用できるそうです。
中身のジェルを土に混ぜることで、保水材として機能します。乾燥を防ぎ、土壌の温度を下げる効果があります。
ごみ.Tokyo ーより引用
保水剤とは、土に混ぜておくことで水やりの頻度を減らす園芸用品。多くの製品に高吸水性ポリマーが使用されています。
また、『発芽の促進』としても活躍。早蒔きをする時や、土の温度を調整したい場合などに活用してみてください。
ただし、高吸水性ポリマーは生分解性に乏しいため、土を処分する際は『焼却』しなければなりません。
自治体によっては、土ごと『燃えるゴミ』として出せるところもあるようなので、お住まいの自治体の指示にしたがって処分してください。
燃えるゴミとして出せない場合は、不用品回収業者に依頼するなど検討しましょう。
2.消臭剤や芳香剤として再利用
2つ目の活用法は、室内で使える消臭剤や芳香剤です。
中身のジェルに茶葉や抽出後のコーヒー粉『コーヒーグラウンズ』を混ぜると、消臭剤として使用することができます。アロマオイルを混ぜれば、芳香剤としても使えます。
ごみ.Tokyo ーより引用
用意するのは、空き瓶や深さのあるグラス。常温に戻した保冷剤のジェルを入れて、アロマオイルやコーヒーグラウンズを混ぜて置くだけで完成です。
なお、保冷剤の中身に触れること自体は問題ありませんが、誤って飲み込むと体調を崩す可能性があります。
小さな子供やペットのいる家庭では、手の届かない場所に設置してください。
特に猫は、エッセンシャルオイルをなめたり香りを吸い込んだりすることで中毒を起こすことがあります。猫を飼っている人は、アロマの使用を避けるようにしましょう。
保冷剤にはさまざまな活用法があります。
「もう使わないから捨てよう」と思った時こそ、ちょっとした工夫で暮らしに活かしてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]