エアコンのフィルター掃除と聞いて、多くの人が『掃除機』を思い浮かべるのではないでしょうか。

確かに、埃がたまりがちなエアコンフィルターには掃除機を使うのがベスト。

しかし、それだけで終わらせてしまうのはおすすめできません。

東京ガス横浜中央エネルギー株式会社のウェブサイトでは、掃除機にプラスしたいエアコンフィルターの掃除方法を紹介しています。

エアコンフィルターは定期的に水洗いしよう!

掃除機だけでは落ちない エアコンの効きが悪くなる意外な理由
取り外したエアコンフィルターにシャワーで水をかける様子

※写真はイメージ

エアコンフィルターの埃を掃除機で吸った時に、フィルターの目に汚れが残っていることはありませんか。

エアコンフィルターには、吸い込んだ室内の埃やゴミが付くので、汚れを残したまま使うとどんどん蓄積されてしまいます。

目詰まりしたフィルターを使い続けることで起こるのが、エアコンの効力が落ちる、電気代が高くなる、水漏れの可能性が高くなる、などの問題です。

これらを防ぐためにも、掃除機をかけた後に『水洗い』をするようにしましょう。

水洗いのタイミングは、『冷暖房を使い始める前』と、『シーズン中の2週間に一度』が目安です。

シーズン前はしっかりと掃除し、シーズン中はこまめにホコリやゴミを取り除くイメージです。


東京ガス横浜中央エネルギー ーより引用

エアコンフィルターは、使う頻度やエアコンの設置場所、部屋の環境によって汚れ方が変わります。

シーズン中の掃除は、2週間に一度の頻度で行うのが目安ですが、それよりも『実際の汚れ具合』を見て判断するといいでしょう。

水洗いを加えたエアコンフィルターの掃除方法

水洗いは掃除機の後に行うので、普段のフィルター掃除に水洗いが加わるようなイメージです。

掃除道具として、次の6つを用意しましょう。

・掃除機

・新聞紙

・古歯ブラシ

・雑巾やタオル

・ゴム手袋

・マスク

感電を防止するため、掃除の前にエアコン本体のコンセントを抜いておきましょう。

エアコン周辺の床に新聞紙を敷き、マスクを付けたら早速始めましょう。


東京ガス横浜中央エネルギー ーより引用

電源プラグを抜いて下準備を終えたら、エアコン本体からフィルターを取り出し、新聞紙の上に置きます。掃除機を使って、両面の埃やゴミを吸い取りましょう。

浴室など汚れを流せる場所にフィルターを移動させ、『フィルターの裏側』から水を流します。

お湯を使っても問題ありませんが、40℃以上のお湯をかけるとフィルターが変形する可能性があります。人肌より少し低い『ぬるま湯』を使うようにしましょう。

水をいったん止め、使い古した歯ブラシで、埃やゴミを『表側に出すようなイメージ』でかき出します。

かき出した汚れを水でしっかり洗い流し、雑巾やタオルで水気をしっかり拭き取りましょう。

完全に乾くまで『陰干し』をして、乾いたら元の場所に戻します。電源プラグを差し込み、30分~1時間ほど送風モードで運転しましょう。

なお、掃除機能付きのエアコンは、フィルター掃除の方法が異なる場合があります。

特にエアコンを買い替えたばかりという人は、掃除する前に取扱説明書を確認しておきましょう。

[文・構成/grape編集部]

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