梅雨の時期は特にカビに注意が必要です。

食品だけでなく寝具にもカビが生えることがあり、カビが発生した場合、買い替えなど手間もお金もかかってしまいます。

では、布団などの寝具にカビが生えないようにするには、どうすればいいのでしょうか。

寝具メーカーの西川株式会社協力(以下、『nishikawa』)のもと、カビの発生を防ぐ方法などを紹介します。

布団にカビを生やさないためには?

『nishikawa』によると「目には見えないだけで、カビの胞子は普段から浮遊している」とのこと。

カビが繁殖しやすい湿度60%以上の環境だと、布団に付着したカビの胞子が水分と栄養を元に菌糸という根を張り、広がっていきます。

カビが目に見えている段階で、すでにカビはどんどん繁殖してしまっている状態なのだそうです。

カビが繁殖すると、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー性の病気の原因になるほか、ダニの発生にもつながるとのこと。

そのため、「カビが発生しないように予防することが重要」だといいます。

布団にカビが生えないようにするには? 梅雨に実践したい!寝具メーカーが教える『対策』
布団の写真

※写真はイメージ

では、カビの発生を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

『nishikawa』によると、以下が寝具のカビを防ぐためのポイントとのこと。

・シーツやカバーは週1回洗濯する。

・敷き布団やマットレスも週1回を目安に湿気を逃す。

・部屋の空気を循環させる。

・部屋の中の結露部分、ホコリなどをこまめに取り除く。

・部屋の湿度が60%を超えないように調整する。

・ベッドは壁から10cm程度離して配置する。

カビは汚れや湿気を栄養にして増えていくため、とにかく汚れや湿気を取り除くことが重要です。

特に梅雨の時期は湿気がたまりやすいため、よりこまめに除湿するといいでしょう。

ほかにも、このようなアドバイスがありました。

弊社の『ドライウェルFX』といった除湿シートを使用したり、ベッドパッドをシーツの下に敷いたりして、あらかじめ湿気がマットレスにこもりにくいようにしておくのもおすすめです。

ちなみに、万が一寝具にカビが生えてしまった場合については、以下のように対応するとよいそうです。

消毒用のエタノールで拭き取るのがおすすめです。その際はゴシゴシとこすらず、つまみ取ってください。

もしカビが残ってしまったら、布団を丸洗いしてくれるサービスを利用するといいでしょう。

寝具は湿気がたまりやすいため、梅雨はよりこまめな除湿が必要になります。

カビの発生を抑えるためにも、『nishikawa』のアドバイスを参考にカビ対策を行いましょう!

[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]

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