冷蔵庫は常に何かが入っているので、よほどの汚れでない限り掃除を後回しにしてしまうのではないでしょうか。
しかし、汚れをそのままにすると、カビが生えたり雑菌が繁殖したりする可能性も。
株式会社ダスキンのウェブサイトでは、冷蔵庫の掃除方法を紹介しています。
大掛かりな掃除を避けるためにも、普段からこまめな掃除を心がけましょう。
日常的にやりたい簡単な冷蔵庫の掃除方法

※写真はイメージ
日常的な掃除は、庫内に物を入れたまま行います。
気付いた時に行う掃除
サッと拭くだけなので、最小限の時間と労力で終わらせられます。
【用意する物】
・アルコール除菌スプレー
・布巾もしくはマイクロファイバークロス
・アルコール除菌剤を使う場合は、事前に使用できるか取扱説明書で確認してください。
ダスキン ーより引用
冷蔵庫の扉や引き出しを開け、野菜くずなどのゴミを取り除きます。
調味料やソースの液だれ、肉や魚のドリップが付いている場合は、アルコール除菌スプレーを吹きかけた布巾、または固く絞った布巾で拭き取りましょう。
普段行う掃除
普段の掃除では、冷蔵庫の外側に付く汚れを取り除きます。
【用意する物】
・掃除機もしくは化学モップ
・雑巾
冷蔵庫の上部や背面、床との隙間は、ホコリが溜まりやすい場所です。蓄積すると放熱されにくくなり、消費電力の上昇にもつながります。定期的にチェックして、取り除いてください。
まず、室内の空気を流すために、窓を開けて換気扇を回しましょう。
掃除機や化学モップを使い、冷蔵庫の外側にたまったホコリを取り除きます。
雑巾を水でぬらして固く絞り、汚れている部分を水拭きしましょう。
パーツを取り外す念入りな掃除方法
ドアポケットや棚など、冷蔵庫には取り外せるパーツがあります。1~3か月を目安に、念入りなお手入れをしましょう。
【用意する物】
・スポンジ
・布巾
・洗いおけ
・掃除機もしくは化学モップ
・ハンディーモップ
・ゴム手袋
・クーラーボックス
・キッチン用の酸素系漂白剤もしくは台所用の中性洗剤
・住宅用洗剤
まず、冷蔵庫の中身を取り出し、必要に応じてクーラーボックスに移し替えましょう。冷蔵庫の電源コードをコンセントから抜き、取り外し可能なパーツを取り外します。
窓を開けて換気扇を回し、ゴム手袋をはめましょう。準備ができたら掃除に取りかかります。
洗いおけに40~50℃のお湯をため、酸素系漂白剤を表示通りに溶かしましょう。
・漂白剤溶液がない場合は、台所用洗剤で代用できます。ただし、使用前に使用できるか取扱説明書で確認してください。また、洗剤が乾いたら必ずアルコール除菌剤をスプレーしてください。
ダスキン ーより引用
スポンジを漂白剤溶液に浸し、軽く絞ってからパーツを洗います。
乾いた布巾で水気を拭き取り、しっかりと乾かします。
なお、塩素系洗剤と酸性タイプの洗剤が混ざると有毒ガスが発生するため、混ぜたり同時に使用したりしないようにしてください。
パーツを乾かしている間に、冷蔵庫の外側をきれいにしましょう。
掃除機や化学モップで冷蔵庫の外側にたまったホコリを取り除きます。上部や側面に付いたホコリは、脚立や踏み台などを使いながらハンディーモップで取り除きましょう。
固く絞った雑巾で上部と側面を拭いていきます。水拭きで落ちない汚れがある場合は、住宅用洗剤を吹きかけたぬれ雑巾で拭き、最後に水拭きしてください。
垂れた洗剤が床に落ちないように、下から上に向かって拭くように心がけましょう。
乾いた雑巾で水気を拭き取り、パーツを元の場所に戻します。電源コードをコンセントに挿し、庫内が冷えたらクーラーボックスに入れておいた食材を冷蔵庫に戻してください。
冷蔵庫の掃除は、こまめにお手入れをしていれば、そこまで大変なものではありません。
[文・構成/grape編集部]