ボタン付けや裾上げなど、服の手直しが必要になるシーンはたびたびあるもの。
裁縫に苦手意識があるため、「本当に必要な時にしか針と糸は使わない…」という人もいるでしょう。
そんな裁縫が苦手な人にこそ知ってほしいのが、裁縫で困った時に役立つ便利な裏技です。
本記事では、自身も裁縫が得意ではないという、まろん(maronmaron1982)さんのInstagramから、裁縫の苦手意識を軽くしてくれるアイディアを紹介します。
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準備段階で使える裁縫裏技
まろんさんが紹介している裁縫の裏技は、全部で4つです。
1.紙を使った糸通しの裏技
裁縫には針と糸が必要ですが、「糸通しがうまくいかない…」と、最初からくじけそうになる人もいるでしょう。そのような時は、紙を使った裏技を試してみてください。
紙に糸をはさみ、糸ごと斜めにカットします。


そのまま紙ごと針穴に通し、針を抜いた先端の紙をちぎると、中から糸がスッと出てきます。


あとは糸が抜けないように引き出せば完了です。

2.巻き付けるだけの簡単玉結び
裁縫の準備で地味に時間がかかるのが玉結び。
まろんさんの裏技では、針を使って玉結びをします。
糸を3回ほど針に巻き付けて、巻いた部分を指で押さえながら針を引き抜けば、きれいな玉結びの完成です。


慣れれば数秒でできるので、作業のテンポが格段によくなるでしょう。
3.表に縫い目が出ない縫い方
ズボンの裾上げなどで表側に縫い目が出る縫い方の場合、「きれいに仕上げなければ…」とプレッシャーを感じる人も多いかもしれません。
そのような時は、縫い目が目立たない縫い方を取り入れてみましょう。
まず、裾を折り上げて裏から針を通します。

出てきた糸のすぐ下に針を刺し、1cmほど先から再び針を出しましょう。


輪っか状になった糸を針先に引っ掛けて、指で軽く押さえながら引き抜いてください。


この動作を繰り返します。

縫い終わったら、輪っかに針を通して糸を引き抜きましょう。

表の縫い目がスッと消えていくのが分かります。裏にはしっかりと縫い目が残るため、実用性も十分です。


4.短い糸でもOK!玉止めの裏技
裁縫の最後に欠かせないのが玉止め。残りの糸が短いと結びにくいでしょう。

そのような時は、玉止めしたい位置に針を刺し、すぐ隣から針を出しましょう。

引っ張りすぎずに糸の輪っかを作り、その中に針を通して引き抜くだけ。もう一度同じ手順を繰り返すことで、縫い終わりがしっかりと固定されます。


ただ読んだだけでは効果が分かりにくいかもしれませんが、実際にやってみるとその手軽さに驚かされるはずです。これまで苦手だった裁縫にも、軽い気持ちでチャレンジできるようになるでしょう。
ぜひ、まろんさんの裏技を取り入れてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]