2025年6月上旬、友人と神奈川県三浦市にある三浦海岸を訪れた筆者。
少し暑くなってきたこともあり、三浦海岸には犬を散歩させている人や、サーフィン、釣りを楽しむ人たちでにぎわっていました。
中には、三浦海岸に観光に訪れたような人たちや、家族連れの姿も…。
筆者たちが砂浜の波打ち際を歩きながら、貝殻探しをして遊んでいると、友人がクラゲを見つけたようです。
友人に呼ばれ見に行くと、白いクラゲ…ではなく青い水風船のような姿の生物でした。


実はこれ、クダクラゲの一種であるカツオノエボシ。
尻尾のように伸びている触手に強い毒を持っており、刺されると電気ショックのような痛みを伴うといいます。

「かわいそうだから…」と、素手で触って助けようとする友人を必死に止める筆者。
波打ち際で死んでいる個体でも危険なため、絶対に触ってはいけません。
神奈川県のウェブサイトでも、海岸に漂着したカツオノエボシの注意喚起がされています。
神奈川県では、強い南風が吹くとカツオノエボシが海岸に漂着することがあるとのこと。
この日も南風が吹いていたため、海岸に漂着していたのかもしれません。

もし刺されてしまった場合は、素手で触手を触らないようにしながら剥がし、医療機関で診察を受けてください。
神奈川県は、真水や酢で消毒をすると逆効果になるため、使用しないように呼びかけています。
カツオノエボシが漂流している近くでは、犬を散歩させている人もいました。
地元の人なのか、飼い主はすぐにカツオノエボシに気付いて、犬が刺されないように注意をしている様子も…。
子供は思わず触ってしまいそうな、キレイな青色をしています。筆者が見つけた時は、かすかに動いていたため、カツオノエボシを知らない人や子供は触りたがるかもしれません。
毎年、夏になると注意喚起が増えますが、6月時点ですでに海岸に漂着していることがあるので、むやみに触らないように気を付けてください。
[文・構成/grape編集部]